卒業後の人生を見つめる
2008-10-06
ちょっとうれしいニュースを聞きました。うちの保育園を卒園し、今、施設で農作物を作ってる子のことを先日紹介しましたが、その子がしいたけの品評会で、県の代表となり、全国大会で上位入賞を果たしたそうです。
障害者としての枠ではなく、一般の栽培農家の方と競っての受賞ということで、それは見事なものです。
ご家族の方をはじめ、きっと多くの方に、喜びと幸せをもたらしたことでしょう。
これこそ、短所矯正ではなく、長所活用型の生き方の典型ではないでしょうか?
苦手な部分についての理解や認識も時には大切です。 ただ、なぜかそこばかりに目が向き、自己イメージややる気が、どんどん低下することは多いです。
これは、私自身の反省でもありますが、あせってとりくむと、結果として失敗体験を与えることになり、長い目で見ると逆効果になることの方が多いように思います。
ここを見据える計画性というか、大局観はもちたいものです。
方向性をしっかりさせることで、流れを集約することはできます。 たとえすべてのことができなくても、自分が生きていく社会の中での力を、重点的に育てていくことができたらなら、課題の多くは克服できる。
教育の果たす役割も、こういうところにあるべきです。
適切な理解と支援にがあれば、問題が問題でなくなることは、いっぱいあります。
問題が軽減されれば、障害が障害でなくなる、という見方もできますよね。
得意なことを伸ばし、やる気と自己イメージを向上させながら、少しずつ課題点を克服していく、そういうやり方が正解なのではないでしょうか?
これは、自分自身にも言えることでもあるし、すべての人に大切なことだと思います。
人と比べるのではなく、自分らしさを生かして、希望をもって明るく生きる。
私も負けないように、ブログと今の活動、ずっと続けなきゃいけませんね。