子どものやりたい気持ちのコントロール (学習や行動の改善に向けて)

 2008-10-02
これはきっと子どもに限ったことではありませんが、どうでもいい事に関しては、人間は過激な不適応行動は起こしません。

宿題、やってもやらないくてもいい、なんて思っていたら、やっていてパニックになったり、泣いたりするすることも少ないでしょう。 どうしてもやらなきゃいけない事だと思っているし、大切なことだと思うから、そんな行動をとらざるを得ないのです。

子どもが何かいたずらをして逃げるとき、その子が逃げながら後ろ振り返り、先生が追いかけて捕まえてくれるのを待っている光景を何度も見かけました。

一生懸命やろうと、思っていればいるほど、何かのことで自分の思い取りにまらなかったときに、衝動的に、不適応行動をとってしまうパターンも、誰ということではなしに、日常的によく見かけます。

つまり、不適応を見せる場面は、少なくともその子にとって意味のある場面で、本当はその裏返しで、ちゃんとやりたいという気持ちが強い場合が多いことを理解することも大切だと思っています。


しかし、そんな場面で子どもに迎合し、マイナス行動にご褒美(教化子)を与えると、それが条件づけになり、何かあったらいつも、めちゃくちゃ行動をするようになってしまいます。

では、どうするか? どう理解するか?

SHINOBU流の答えは、次のようになります。


まず、めちゃくちゃ行動の最中は、できるだけ刺激を与えず、被害を最小限にするようにクールダウンさせる。 (これもただ単に、無視すればいいという単純なものではありませんが、とにかくその子・その場面を落ち着かせることが第一です。)

落ち着いたら次に、気持ちを受け止めてやりましょう。 (カウンセリング風にいうと、感情の共感的理解です。「どうしたの?そうか、つらかったんじゃな」 というやつです。)

そしてさらに、あるべき方向、あるいは今よりはましな方法を短い言葉で伝えて置きましょう。 (困った時には、ちゃんと言ってね、とか、がんばっている時の君が大好きだ、とか、そんなメッセージです。ここのポイントは、ここではくどくど説教せずに、ちゃんと伝える、という事です。)

この場面では、これだけです。 どうしてもここで、大演説をしたり、こっちの方で自己完結したくなるものですが、あえてここは一旦後ろへ下がる、くらいの方がうまくいくと思っています。 


で、大切なのはここからです。 その子が、何を求めていたのかをえぐり出して、それを具体化・実現化する取り組みを始めましょう。ここが優しさであり、ここからがその真剣さが試される時です。

一見、わがままと思われるような行動の中から、その子の前向きな気持ちを選りすぐって、いろいろなことを整理しながら、一つ一つ紡いでいくような作業は、なかなか骨の折れる、大変な営みです。

ですが、ここの、安定した、揺るぎない、変わらない、長続きする、営みこそが本当の本物であり、行動改善・学習改善を考えるならば、ここの軸こそが命となります。

この軸がはっきりしていれば、評価もちゃんとでき、そのことで自己イメージが向上し、衝動性や突発性の改善にも少なからず影響を与えます。


今まで、不適応行動改善のケースをいくつも見てきましたが、オーソドックスなようですが、2ヶ月・3ヶ月、子どもの試し行動にもぐらつかない姿勢を維持できれば、もうそこに改善の道は開けています。


なんかあったその時だけ向き合うから、その子は不安なんだと思います。 何にもないその時にこそ、しっかりそのことに向き合ってほしいと、子どもは願っているのだと、私は思っています。 きっと私も含め大人は、問題の時にしか、その子に真剣にかかわってなかったんですよ。

また、何かが嫌で不適応を起こすときは、どうしてそんなに嫌なのかを、もういちど落ち着いて見つめてみましょう。 そこに何か、子どもの願いが浮かぶ上がってきませんか?


そうではない時にこそ道を示し、ほめる。 

これが、子どもがエネルギーを注ぐべきところです。

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