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多くの刺激を与える環境 基礎をしっかり積み上げる努力  (発達に不可欠な双方向)

 2008-09-19
子どもの発達を考えて行く上で、私が大切にしている2つの方向性があります。


ひとつは様々な角度から、いろいろな刺激を子どもに与え続けることです。

よく言われることですが、理解脳である左脳に何らかのつまずきがあった場合、感覚脳である右脳を使い始めることにより、凡人が天才になったというケースが報告されています。

脳の発達の可塑性が高い学童期までは、ある部分不得手なことがあれば、それを補うかのように別の部分がすばらしい発達を遂げるというのは、まさに日常的な話です。

こうしたいろいろな刺激を与えるためには、その環境作りがポイントです。 多くの方が通常学級を選択されるのも、こうした点からしても理解できる事柄です。

また、特別支援学級・学校を選択された場合にも、いわゆるマルチセンソリー(多感覚刺激)の手法はとても大事になると考えられます。

こうした取り組みは、今日明日にどうこうということではありませんが、継続して取り組むと必ず効果があると思います。

ポイントは継続できる環境をいかに設定していくかということで、ご家族が判断される最も大切な内容のひとつではないかと思われます。


ふたつめは、決して崩れない基礎、実生活に生きて働く土台をしっかりと築き上げていく努力です。

テクニカルな学力(テストの点数)に焦点化した方法は、自己イメージを向上させたり、マルチセンソリーな刺激を与えたり、という点から有効だと思われます。

しかし、例えば歴史年号みたいなものを機械的に暗記することは、決して無意味とは思いませんが、本人にとってそれに何らかの価値がある場合は別として、時間が経てば忘れることがほとんどです。

それに、それ自体が別の学習や活動に活用できる範囲は、かなり限定的なものにすぎません。


私がここで強調したいのは、読む・聞く・書く・数える・話す・伝える・分かるといったファンダメンタル(基礎的)な学力のことです。

テクニカルな学習を継続していくことにより、ファンダメンタルな学力も徐々に向上していきます。しかし、これに頼りすぎると、半年前に死ぬほどがんばったことを、半年後にはきれいさっぱり忘れてしまった、ということも覚悟して置かなくてはなりません。

せっかく積み上げたはずのものが、土台がもろいために、がたがた崩れはじめ、もうこれ以上積み上げることができにくくなる、こういう厳しい場面もあるかも知れません。

ここでは、どこにつまずき、何が苦手なのかを明らかにし、例えレベルを後退させたとしても、その子ができる課題から始め、絶対に崩れない基礎固めをする、という視点も大切になってくると思います。


例えば、位取りの量感覚つかめていないと、結局は何年生になっても、一位数(1の位)の組み合わせをやっているに過ぎません。 

10円は1円が10個、100円は10円が10個、ここの感覚わかるの結構難しいですよ。 逆に言えば、ここさえ分かれば、12・4は、0・1が124個と分かるのは、そう困難なことではありません。

ここを分からせるのは、相当な取り組みや努力が必要なことも多いです。 しかし、一度わかってしまえば、爆発的にいろいろなことに転位していきます。 ここに大きな可能性や魅力があります。


学校や家庭や学童保育では、、テクニカルなことマルチセンソリーな活動が多いようなので、自然、私の指導場面では、焦点化して、ファンダメンタルな所を担当させていただくことが多いです。 

これも、ご家族のご希望やお子さんの育ちを受け止めながら、個々のケースでご相談しながら、組み立ててきたことです。

私は、すごろくゲームは、いろいろな面でファンダメンタルな学力を付けるのに、有効だと考えていますが、もしかしたら子どもと遊んでいるようにしか見えないかもしれません。

高い指導料をいただきながら、こうした活動をさせていただくのも、ご家族の信頼感があればこそのことと感謝しています。 ぜひ、そのお気持ちに応える結果をと、気が引き締まります。



昨日、太郎君が、学校の生活科の時間に作ってくれたのでしょうか、朝顔の種を袋に入れて、ひらがなで「しのぶせんせいへ あさがおのたね」と書き、かわいいイラスト付きで、にっこり笑顔で、私の所にもってきてくれました。

幸せですね~


多くの人とのかかわりの中ででマルチセンソリーな刺激を・・  そしてその子に必要なファンダメンタルな力を培う内容のある専門的な指導やかかわりを・・

こういうことが当たり前に実施される世の中であってほしいものです。

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コメント
そうですよね、やっぱり基本が大事ですよね。
私も、小1の娘を見てて、算数の引き算など、最も簡単そうに思えることが、実は最も難しくて、そしてその基本さえ分かってしまえば、その後の積み重ねがしていけるんだな、って感じます。
いろんな学習の、テクニックでもなんでも、根本の『何のためにこれをやるのか?やりたいのか?』っていう信念を、やっている側が価値観として持っていれば、方法をみつけるのは、時間の問題ですよね。
私の信念は、『HAPPYになりたいから』かな?
言葉を学ぶのも、基礎的な力をつけるために日々取り組むのも、子どもに将来、HAPPYに生きていってほしい、だから今、何をすればいいか?って考えながら、やってます。
きっと、SHINOBU先生も、そしてこのブログを読んでいる方々も、みんなそうですよね?
なかなかコメントできませんが、先生のこと、いつも応援しています。^^
【2008/09/19 11:44】 | ミカ #- | [edit]
ミカさんへ

う~ん さすがミカさん、またしても奥の深いコメントですね

大事な事が、いつの間にか、根元から離れてしまい、別物になってしまうこと、よくあるんですよね

目的と手段が入れ替わったり・・

子どものためにというのは言葉だけで、いつの間にか、子どものためでも何でもない活動になってしまうことも、日常的に起こります。

「何のために?」は、私も毎日と言ってもいいくらいに、自問自答しています。

ミカさんの、「HAPPY」のキーワードは、すでに爪の先まで行き渡っている感じですね
【2008/09/19 14:09】 | SHINOBU #- | [edit]












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