就学先を決めること
2008-02-28
昨年の秋のことです。あるお子さんの就学支援にかかわって,発達の課題はあるけれども,通常学級の在籍を基本にお願いをする予定で,ある小学校にお願いに行きました。
お子さんのようすや,これまでの経過についてお伝えし,いかにこの子にとって集団の中での保育が意味のあるものであったかを理解していただこうと必死の思いでしたが,話している途中で,この特別支援学級の先生が,子どもの自立を視野に置いて,通常学級での交流が意味のあるものになるようにと,日々すばらしい実践に取り組んでいらっしゃることがわかり,これ以後,この先生ならばと,特別支援学級への入級へと大きく傾いていきました。
この体験から,就学先を決めるというのは,単なる選択(Choice)ではないんだなということを感じました。場所や名前など,形だけで判断はできません。実際のそこで,どのような教育が行われるか,しっかりと話し合いをし,よりよい形を見つけていくことが大切です。
英語で決めるといういう意味の言葉には,Decideという単語もありますが,これは即座に決心するというニュアンスで,ちょっと違う感じです。
就学の場合には,「よりよいものを目指し努力した結果,そのことに同意する」といった意味に使われるDetermineが,一番ぴったりなような気がします。
もっと大げさに言えば,「選ぶ」「決める」より「つくる」といった作業が,お子さんの就学には大切なことだと思いました。


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