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カリスマティックアダルトとしての支援者の存在

 2008-09-09
私は、高山恵子さん、大好きです。

保育園のリーダー研修で、何の予備知識も期待感ももたず、最初はぼんやりと聞いていましたが、彼女の語りは、それまでの研究者とは、ひと味もふた味も違いました。

右の愛読書コーナーにある、高山恵子さんの「おっちょこちょいにつけるクスリ」は、図書館に予約入れてもなかなか借りることができず、しばらく花子ちゃんのお母さんの本をお借りして読んでいましたが、やっぱりどうしても手元に置いておきたくて、結局購入して、このパソコンのそばに置いています。

今日のトピックの「カリスマティックアダルト」という言葉は、その著書の中で、2000年に高山さんが参加したCHADD(ADHDの支援団体)の講演会で、ハーバード大学の医学部のドクターが、「ありのままの自分を受容し、課題をきちんと指摘してくれるカルスマティックアダルトとのかかわりが、人の人生を大きく変える」という部分から、引用しました。

Googleで用語を検索してみると

「よき理解者」あるいは本人を常に無条件で受け入れてくれ、また本人が全幅の信頼を寄せている成人のことを「カリスマティック・アダルト(Charismatic adult)という。本人を心から信頼してくれる「よき理解者」こそが、その子どもの秘められた才能を引きおこす最も重要なキイ・パーソンとなる。

一次障害(機能障害)についても、PDDがケース化するかどうかは養育環境や周囲との対人関係など、環境要因が深く関わっていると思う。教育現場では「発達障害が増えている」との声が聞かれますが、発達障害そのものが増えているのかケース化しやすくなっているのか、判別が必要。ADHDについて「カリスマティック・アダルト」の存在が重要である、と唱えている人がいる。カリスマと言っても強烈な人柄や洗脳ではなくて、その子を理解してくれて、モデルになる大人と言うことらしい。カリスマティック・アダルトと出会って人生に目標ができれば、ケース化しないで済む、あるいは大化けする、と言うことら しい・・・


最近、孝志君のお母さんから、頻繁にメールをいただいています。先日18歳誕生日を迎えた孝志君の就労や将来の事で、ご相談を伺っていました。

その相談の中で、お母さんがあるNPOのセミナーに孝志君を連れて行きたいので、孝志が信頼している先生の方から、パンフレットを送ったり、勧めてくれないか・・という内容のものがありました。

そのセミナーは、ぱっと見た感じ孝志君に合っているように思いました。 でも私は、まだ担当の方に会ったわけでもないし、心の底からそのセミナーを孝志君に勧めようと思う所には至っていないので、そこはお断りをさせていただきました。

私は、小学校の教師として、孝志君にかかわったものとして、ずっと長くこの子たちとかかわり続けようと思っています。

子どもの前では、いつも直球勝負。 目先のストライクをとりにいって、一番大切なことを失わないようにしたい。 それが正直な自分の気持ちです。


ずっと昔(今から20年近く前)、私が情緒障害児短期治療施設の派遣学級にいたころ、私はその施設に入所していた子どもに深く心を寄せていました。信じられないような厳しい環境の中を、明るく生き抜いている子どもの姿に、心を打たれていました。

しかし、当たり前のようだけど、自分の子どもにすることはできなかった。

だとしたら、心を寄せれば寄せた分、いつか結果として、その子の心を裏切ることになる・・・

卒業しても、電話をかえてくるその子に、線を引く作業は、本当につらく悲しいものでした。

若気の至りと言えばそれまでですが、それ以来私は、ずっとずっとその子に寄り添える寄り添える存在に・・・  大したことは出来なくととも、死ぬまでその子を裏切らずに応援できる存在になろうと、固く決心をしたのでありました。

そのためには、軸がぶれないようにしたり、一定の距離を置くなどの工夫も必要なのです。


たぶん(これは期待ですが)、太郎君や花子ちゃんや友里ちゃんにとって、SHINOBU先生の存在は、このカリスマティックアダルトなのだと思います。

「私の指導は、特上の松坂牛です」 と、お母さんに伝えたことがあります。 

どういう風に伝わったかわかりませんが、私が言いたかったのは、

「こんなもの、おいしいからと言って、毎日食べられるものではありません。本当は、毎日食べるごはんの方が、よっぽど大切なんです。つまりご家族の愛情が、毎日食べるごはんであって、それがあっての松坂牛、ということが基本です。たまに食べる松坂牛が、大きな幸せとなるよう、そこには工夫も必要です」

というような、ことだと考えています。

欲しいですね、こんな存在。 それが担任の先生なら、最高ですが。


高山さんは、著書の中で、こんなことも書いています。

「こんな話は、わざわざアメリカで聞くような話ではない。 欧米の真似ではなく、日本の学校にある昔ながらの、子どもを想う、熱心な先生方が培ってきた 「子どもにわかる具体的な指示、その子にあったていねいな指導」 を共有することが大切・・・・

まさにその通り

9/5 に紹介した保育園の先生も、それはすばらしい先生でした。

ちゃんとイメージしてればね、見つけることもできますし、チャンスもあります。 イメージなければ、隣にいてもわかりません。

それに、ご家族がそういう期待をもっていれば、その先生も、そんな役割になっちゃいます。 (きっと今の私は、ご家族の皆さんの願いに添った活動をしているだけなんだと想います)

今日明日に、と言うことではなくて、そういう流れを作っていくことも、ご家族の大切な役割だと、私は考えているのです。

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