子どもの発達に寄り添う家族として 身につけていきたい能力・資質とは?

 2008-08-22
私はこれまで、いろいろな経緯から、発達面で課題のあるお子さんの、その保護者の方の支援について考えてきました。

小学校の教員をやめた直後は、何とか自分の経験や知識をお役に立てたいという気持ちがばかりが先行しがむしゃらに突き進むような感じでしたが、実際に活動を初めてみると、それではいけないんだなと、すくに気がづくようになりました。

いくら私が活躍して、何かをの問題を解決し、それなりの達成感をもったとしても、それは一時的な何らかの問題が軽減されただけで、子どもやそのご家族自身の育ち・成長がなければ、またいつかは元に戻ってしまいます。

まぎれもなく主体者は、子どもであり、そのご家族。

だとしたら、私のすべき本当の中身は、お子さんやご家族が育ち・成長されていくためのサポートであって、必要以上にしゃしゃり出ては、決していいことにならない、と考えるようになりました。

じゃあ、そのご家族、特にお母さんにはどんな能力や資質を身につけていただいたらいいんだろう、と考え、いくつかの論文や文献をあたってみました。

(国会図書館に3日通いました。今となっては、いい思い出です。)

そこで出会ったのが、「対人援助の心理学」 望月昭編 朝倉書店 です。

中でも、これだとヒットしたのは、「自己決定の本質的な特徴とその構成要素」(Wehmeyer,Agram,&Hughes,1988)でした。

これを見つけた時の身震いするような喜びは、忘れることができません。今の私の活動の原点は、すべてここにあるといっても過言ではないかも知れません。

その後、これをベースにいろいろと活動を始め、実践を通してそれを自分なりにアレンジしたり、少しでも多くの方にこのことを理解していただこうと考えたりしたのも、このブログを始める大きな理由の一つでした。

Wehmeyerさんの原文は少し難解だしわかりにくい部分もあったので、私はそれを大胆にシンプルに、そして自分勝手に、以下のように読みかえてしまいました。




【ご家族・保護者の皆さんと共に、身につけていきたい能力や資質】

1 自己決定の意志や能力 (決断力・課題解決力・情報収集力)

2 使命感・自己統制力 (自分を奮い立たせる気持ち・課題に対する前向きさ・自己評価力)

3 前向きな気持ちや態度 (自己有用感・状況を把握する力・共有できる喜び・感謝)

4 肯定的な自己理解 (自己を客観視できる力・自己の長所の気づき・自己の役割の自覚)

  
  ~ 人生の主体者はお子さんとご家族の皆さんです。 さあ一緒に歩んで行きましょう ~




まとめてみると、わずか数行になっちゃったんで、それは自分でも驚いています。 何だ、たったこれだけのこと~、みたいに(笑)

でも、このことは、お子さん自身の育ちの目標とも言えるし、人が生きること=幸せの中身だとも言えるのではないでしょうか?

人生の主体者として生きるために身につけていきたい力は、何もご家族の皆さんだけでなく、お子さんにも、サポーターにも、私にとっても大切な力なんだと思います。

PBS(Positive Behavior Support) という専門的な切り口から見たことも、整理すると、結局は人が生きるということに根差したところから切り離すことはできない。

今回、自分でまとめる作業をやってみて、そんなことにも気づいたのでありました。

何かの参考になればよいのですが・・

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