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私が私でいられる理由

 2021-11-16
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私は幼少期に父を亡くしています。

小学校5年生の遠足の前日、食事中に突然脳の血管が破裂して亡くなったと記憶しています。

私もいつかはそうなるのではという思いがいつも心の中にあります。


小学校の教員をしていた時、研究主任をしていた親友が、人間ドックに行ったまま、結局学校に帰れないままに亡くなってしまいました。

当時の校長先生は、背中が痛いので、ちょっと病院で検査をしてくるわ、と言ってその数か月後には帰らぬ人となりました。

駆け出しの教員時代、兄のように慕い尊敬していた先生は、2人とも若くしてこの世を去っていきました。

何で自分だけが、と思ったことは一度や二度ではありません。


先日、人間ドックを受診しました。

前回は、もう10年以上も前のことになりますが、がんの手術を経ての受診でしたので、

「あなたは普通ならもう亡くなっていて仕方のない状況でした。それがこのように命をつながれたのは、何か特別に為すべきことがあると神様が判断されたとした思えません」

そう先生から伝えられたことが強烈に心に残っています。


今回は、特別に脳ドックをお願いしました。

父が亡くなった年齢に近づいて来たため、ある意味覚悟を決めるためです。


ところが先生は、

62歳のあなたは、脳の萎縮がみられて当然の年齢ですが、その萎縮がほとんど見られない。

もしも評価をつけるなら上の中、

点数でいえば10点満点の9点ぐらいは付けれられる。

と、おっしゃってくださいました。


脳以外の部分は、生活習慣の改善などによって、かなりの程度回復することができる。

だからこそ、あなたの場合は、これまで以上に健康管理・自己管理をすべきです。


ここまで脳に萎縮がみられないのは、きっとこれまで、何かやりがい生きがいをもって取り組まれていることがあるに違いない、

そのことに感謝して、さらにそのことに精進してください。

そう続けてくださいました。


私の命をつないてくれたもの、

それはこれまで出会ってきた多くの子どもたちと、私を支えてくれた多くの人々の存在以外に考えることは出来ません。


ならば私はこれからも、それぞれの子どもの成長と幸せのために、自分が出来ることをこれからも精一杯取り組んでいきたい。

私が私でいられる理由、

それは、あなたがそこにいるからに違いないのです。




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