君へと届く宝物
2021-10-22

私がオンラインレッスンをさせていただく時には、レッスン日の2~3日前までにはご自宅に届くように、教材を郵送させていただいています。
その教材はすべて、郵送前にPDF化して、レッスンの時にはパソコンやタブレットの画面で共有できるようにしています。
私の教材は、すべて書下ろしのオリジナル教材です。
もちろん教科書に準拠した一般的な教材を使うこともありますが、10人いれば10人とも、内容も量もその子に合わせて選択したり提示の仕方を変えたりします。
教材を決めたら、あらかじめ、今のその子の力でどの程度自力解決できるか、見通しをもちます。
そして、もしかしたらつまずくであろう箇所を見通したら、どんな手立てやヒントや補助教材を提示すれば、それを解決できるか考えます。
その子が困った顔をしたら、少し間を置き、待ってましたとばかりに補助教材などヒントを提示するのです。
それでも解決できないような課題を提示したとしたら、それは子どもが悪いのではなく、指導者の教材選択が誤っていたのだと思うのです。
これが、私の考える完全習得学習のスタンスです。
さらに学習に達成感をもつことができるようになれば、段階的に私の支援はフェードアウトしていきます。
いわゆるプロンプトフェーディング=支援除去法の考えに基づくものです。
つまりは、子どもを育てる本質の一つが、このプロセスの中に集約されていると考えているのです。
オンラインレッスンをさせていただくようになってから、ご家族の方からこんなお知らせが届くようになりました。
「教材がポストにあるのを見て、ニコニコになりました」
「子どもは、教材を見ただけでワクワクしていました」
そうだよ、それは先生から君に届ける宝物。
君の大切な未来が、その中にいっぱい詰まっているんだから。