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豊かな学びをワーキングメモリの視点からとらえる

 2019-01-29
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子どもが生き生きと豊かに学び育つ姿、

それはご家族も私たちも共に願う共通の思いです。

その学びの中枢をになうワーキングメモリーについて、私は直近の実践を通して、次のような思いで整理して考えるようになりました。



① インプットの認知処理特性
 ワーキングメモリーで処理していくためには、まずその情報が認知されなければなりません。言語一つにしても、文字言語・理解言語・聴覚性の言語・話し言葉など、様々な異なるタイプのものがあります。
 その子の得手な情報入力のソースをつかみ、その幅を広げていくことが、豊かな学びを構成していくためのポイントであると考えます。

② 処理速度の速さ
 パソコンで言えば、CPUの速さがこれにあたります。処理速度が早ければ、学習のパフォーマンスもそれにつれて向上していきます。例えば、計算が早くできるようになれば、そのことによって生じたワーキングメモリーの余力が別の内容に生かされていきます。こうした力を育んでいくことも、重要です。


③ 一度に処理できるワーキングメモリーの容量
 聖徳太子は一度に七人の問いに答えたという逸話がありますが、それぞれの子には、一度に処理できる情報量には限界があります。その子が処理できる情報量を意図的・教育的に配慮していくことも、子どもを育てていくときの大切な視点の一つであると考えます。

④ 情報を集中して処理できる持続時間
 次から次へと山のように情報を処理していく子どもがいたとしても、そういう子に限って、案外一つのことをずっと頭の中に思い浮かべ、考えることが苦手である場合もあります。ゆっくりと頭の中で考え続けるというのは、処理速度が遅いのとは似て非なるものです。ゆっくりと集中して考え続けることは、それ自体が知的レベルの高さと高い相関があると考えます。


私は、子どもと接するそれぞれの学習活動の中で、今日は①~④のどの部分を刺激し、伸ばしてきたか、振り返るようにしてきました。

数であったり、言語であったり、それぞれの内容の成果とともに、こうした4つの力と自分に対するプラスの気持ちを育てていくこと、

子どもとその方向感を共有することこそが、楽しいレッスンの中身であると、私は考えているのです。




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