ささやかで当たり前の幸せ
2019-01-28

就学を4月に控えた今、ご家族の方が私の所にご相談にみえられます。
そのほとんどが、家族としての思いがなかなか相手側に伝わらず、悔しい思いをして帰ってきたというものです。
何かこちらが非常識な要求をしているように言われる・・
ごく普通に学校に行って、ごく普通に学ばせてやりたい・・
過度な要求は何一つしていない、一人の子どもとして、ささやかな配慮をお願いしたいだけなのです・・
世の中だいぶ変わってはきましたが、まだまだ画一化をよしとする日本の風土は根強い、
こういった臨床の最前線では、なかなかまだ当たり前のように多様性を受け入れる文化は育っていないのです。
多様性を受け入れるということは、それぞれの命の大切さに目をやること、
他者の存在や特性を受け入れるということは、自分の存在と命の大切さにふれること、
私は、ご家族に寄り添い、戦い続けることにより、その大切さを当たり前のように世の中に浸透させていきたい。
それが私のなすべき責任、
これからも私は、ずっとこの道を歩んで行きたいと願っているのです。