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「出来る」と「出来ない」のメカニズム

 2018-08-01
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小規模保育園の園長になってから、1年が過ぎました。

1歳で初語、1歳半でボキャブラリースパート、

私は3人の子どもを育てた父ではありますが、それとは全く違い、人の言語獲得のプロセスなど、発達の視点で、多くの子どもたちの育ちをダイレクトに見つめる機会を与えていただきました。


例えば、IQの値が80の子がいたとします。

その数値から、知的な発達に遅れがあると判断することは出来ますが、その数値だけをもってして、その子の一体何を理解したことになるのでしょう。


上の図は、記憶のメカニズムを示したものです。

同じ知的な遅れと言っても、文字や数字などインプットしたり符号化したりすることが苦手な子と、ワーキングメモリーでの処理(短期記憶の容量や処理)が苦手な子な子では、対応の仕方は変わってきます。

また記憶に関しても、長期記憶そのものが苦手な子と、それを引き出すことが苦手な子との支援の工夫は、同じではありません。


IQ値そのものだけを対象とするのでなく、例えば言葉が出にくいというのは、その子の中で何が起こっているのかを理解すること、文字が書きにくいとあらば、その子の発達の文脈の中で何をどう育てて行けばよいかと見通すことが出来ること、

それがあってこそ、初めて発達の課題を見つめることができるのだと考えるようになってきました。


発達のメカニズムを、実践と理論の双方から解き明かしていくこと、

私の旅の第2章は、今日からまた新しいスタートをしたのだと、思っているのです。


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