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企業からの就業支援の視点に学ぶ ② (障害の度合いは、場合によって就労に支障ない)

 2008-08-01
昨日紹介した、NTNの高津部長による、企業の立場からの就労支援の講演の続編です。(内容は一部、私の解釈した表現に変えている部分があります)

【NTTワークショップ夢工房の運営について】

・ 障害者雇用は、社員の一員として主役で働くことから、ボランティア活動ではない。

・ 障害者雇用の職場だから効率が悪い、品質も悪いでは企業に認知される職場にならない。

・ 障害者雇用だから赤字はしょうがない、では、障害者雇用の拡大は望めない。部門目標として、採算のとれるものにしたい。

・ 企業として収益性は重視するが、企業の理念や社会的な貢献、イメージなどから考えても、障害者雇用は、十分に取り組む価値のあることと考えている。

【弊社が経験から感じていること】

・ 障害の度合いは、場合によって支障ない。

・ 基本的な生活習慣が自らできると、一日の職場生活に早く順応できる

・ 働くことの動機付け、意欲づけはあるか  家庭でのお手伝い=お駄賃(給与へ)

・ 楽しみ方を知っているか  給与を使う=働きたいと思う

・ 職員の採用に際しては、保護者の子どもの自立に向けての熱意と努力が、判断の大きな材料になる。
・ 就職したからと言って、すべてを会社任せにしてしまうと、結果的に継続就労が困難となる。。(企業として、家族からの情報提供やサポート体制が必要となる)

【自閉症協会川崎支部長 明石洋子氏の講演内容から】

・ 家事労働が出来る中で、家庭の中での存在感が高まる。

・ お互いがいてよかった、と思え感じられる家庭であること。

・ 基本の行動ができて、自立した生活習慣。

・ 伝え方を工夫し、否定することよりも、ほめることを基本に




働くということだけに限らず、幸せに生きることの基礎要件として、自分自身の存在を受け入れたり、自分もちょっとはいけてるかなって、感じられることは、とても大切なことであると考えます。

集団への所属の欲求は、人間の基礎欲求のひとつです。

集団への所属感があってこそ、自己有用感が育まれます。自分が何かのことで、誰かに貢献できていると感じることは、それ自体が本人の幸せにつながっていると思っています。

こうした意味でも、子どもの就労は、私たちの目指す大切な方向です。

障害が、重度だから軽度だからということではない、と、高津部長は何度も口にされていました。

軽度であるがゆえに、余計周囲から理解されない、自分で自分をコントロールできないという、別なむずかしい側面があるのも現実です。

また、昨日のマドンナさんのコメントにあるように、そうは言っても収益性が先行すれば、重度の子は苦しい立場に立たされるという危惧も理解できます。

しかし私は、この先は、障害の種別・程度ではなく、人間としての根本の部分の育ちで、就労先は決められて行くのだと考え、その根本の部分をしっかりと見据えた指導・支援を行い、ほんのわずかであっても、こうした流れ世に示していきたいと願っているのです。

現実認識が甘いかも知れません。しかし、これからも自らの志をしっかりもって、持ち味を生かした活動を続けていきたいと考えています。

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コメント
私の職場に障害の子が、1ヶ月前に実習にきました。今日から点数が足りない為、再度実習を。その彼女は、耳が聞こえない重いハンデを抱え 介護福祉士の資格をとろうとしています。いつしか彼女と接していると、周りが応援していました。私は、彼女を見ていると障害を抱えながらも なろうとする勇気と純粋にびっくりしました。もう一人、目の視覚と足の不自由な介護の子がいます。その子は、資格はないけれどみんなより早く来て、夜勤もし、まじめにきてその一緒懸命が伝わり、健常者と同じように、職場は、カバーをしたり助けあったりしています。勤務が一緒になると、物を頼んでも嫌がらず 彼は汗ダクダクで してくれます。我が子と同じように笑顔で。憎めないですね。我が子もこの二人みたいに 夢に向かってハンデがあろうがなかろうが、何事に対しても一緒懸命する事を教えていきたいと思います。私もパッと思い出し、書くので。障害者の人の心は、本当にそこらへんにいる人は違って、まっすぐな瞳と純粋な心があると思います。今回、耳の聞こえない不自由な子が実習にきますが、心から応援と。人から何を言われようが介護福祉士に頑張ってなってほしいですね。
【2008/08/01 18:53】 | まーちゃん #- | [edit]
かつての障害の有るお子さんの保護者の方にひょんな事でお会いしました。そのお子さんは、普通小学校から最終的には養護学校の高等部を卒業しました。そして、就職したのです。小学校一年生ぐらいの発達ですが、養護学校が就労のノウハウをもっていたことがこの子の就職にうまくつながったようだ、とおっしゃっていました。「職場では一番のお荷物なんですよ。」と語るお母さんの晴れ晴れした表情は、そのご家庭にとって最善の選択をしたという充足感から来ているようです。
色々悩まれて普通小学校を選択し、でも、沢山の地域の友だちを得ることができました。まだまだ手放しで・・・とは行かないようです。行きたくない、とごねることもしばしばあるそうです。でも、出勤すればお金がもらえる。お金の管理はできないけれど、通帳の数字が増えていくことがそのお子さんのモチベーションになっているようです。この間は、そのお金で初めてテーマパークに友だちと(保護者無しで)遊びに行ったそうです!
今、私のクラスにいる障害の有るお子さんも保護者の方は就労を強く望んでいます。そのために私にできること。卒業した教え子の働く姿をヒントに日々考えていきたいと思います。
【2008/08/02 00:11】 | トリトン #- | [edit]
まーちゃんへ

臨床場面でのすばらしいお話を伝えてくださり、ありがとうございました。

正直、その懸命な姿が目に浮かぶようで、目頭が熱くなりました。

こういう子に育てなくてはいけません。

障害を乗りこえることによって、育つ大切なこと・・・

しっかりと心に刻んで、今後の活動に生かしていきたいと思います。
【2008/08/02 06:32】 | SHINOBU #- | [edit]
トリトンさんへ

こういうコメントをいただけるなんて、何と幸せなことかと思ってしまいます。

自分で稼いだお金でテーマパークに行ったこと、どれだけ価値のあることでしょう。

時には「行きたくない」とだだをこねながらも、いただくお金は、まさにトークンそのもの。

数字が増えるそのことは、まさに形成的な評価。

子どもを育てることの本質が、ここに見え隠れしているように思います。

ひょんなことから・・と書いておられますが、子どもと保護者に寄り添っておられるから、こうしたつながりになるのです。

日頃の教育実践の、質の高さがしのばれます。

日本には、こうしたすばらしい教育実践をされている方がたくさんいらっしゃいます。(そうでない方もいます・・)

見極めがむずかしいとは思いますが、お子さんを中心に置いて、先生としっかり手を結び、その力をお借りするのも保護者の力量だと思います。

主体者は、子どもでありご家族、返ってくるのは自分のところです。
【2008/08/02 06:56】 | SHINOBU #- | [edit]
このところすっかり読み専門で・・・(^▽^;)
夏休みはなにかと 自分の時間がとれず
コメント書いている途中にいつも邪魔が入り そのままお蔵入りしてました

就労については 私もいろいろ思うところがあり 勉強し始めているところです
うちの息子は現在5才で 自閉症と重度の知的障害があります
まだ 地域にある親の会のようなとこには所属していません

親の会に所属している先輩ママさん(小4の娘さんが知的障害)に 就労についてはどういう考えですか?って尋ねた時 「今所属している親の会の保護者は自分より年配の方(お子さんが成人している人が多いから)が多く 地域の施設に入り作業所で働ければいい というような考えの人がほとんどで ちょっと年代のギャップを感じる」っとおっしゃっていました
最近では特例子会社制度があるので 福利厚生やお給料も充実しているところで働ける機会もありますし 施設で暮らすのではなく 地域のアパートや戸建てに何人かで共同で生活するグループホームが理想とされてきています

作業所と呼ばれるところの多くは 知的障害者の親の会が福祉法人化し 福祉事業所を構えてきたんです・・・障害が重くても子供達に就労の機会を与えるために だから賃金も安いし生活保護を受ける人も多いそうです 都心に住んでいる人は住居にかかる費用のほとんどが生活保護の支給分になっているとか・・・
その話を聞いた時は 正直呆然としましたが それでも働く場所があるということはとても素晴らしいことだと思います

きっとその時代時代で法律も変わるし ニーズも変わってくると思います
そのたびに政府や地域の福祉サービスに いろいろ求めるのは時間ばかりかかって実現することは大変だと思います

SHINOBU先生が今携わっていらっしゃる学童保育や長いスパンでの学習指導教室などは補助金もでないし利益率からしたら大変な事業ではありますが 今後そのニーズが高まり その事業功績が認知されていけば もしかすると補助金の対象になったりするかもしれません(よね?)

だから とにかく必要と思うことを始めてみる SHINOBU先生の精神にはとても共感します(金銭的なことが絡むといろいろ大変でしょうが・・・)

私は将来的には今の仲間(子供)たちで それぞれの個性を生かした力を終結した会社(商売)が作れたらいいなぁ・・・と思っています。高機能自閉症の人・知的障害の人・肢体不自由の人などの 個人の特性を生かした職場で「障害があるからこそ付加価値のあるもの(他にない素晴らしいもの)」を作るみたいな・・・あっ 暑さで頭妄想だらけ???(*/∇\*)
っで ここからがいいとこ!
あわよくば その事業が認められて大企業の傘下の特例子会社として買収してもらう(それって損?) ・・・あぁ~将来安泰ヽ(▽ ̄ )乂(  ̄▽)ノみたいな・・・
まぁきっとこんな甘い考えは途中で玉砕されることでしょうが・・・ 
でもいざ子供が大きくなって「さぁ就労はどうする?」って焦ってしまうよりは 今から社会のいろんな法律やら情報を得て勉強しがら模索していくのもありかな と思っています

このブログはSHINOBU先生をはじめコメントをされている方の意見も大変参考になりますから。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))

久々のコメントなんで長ぁ~くなり すみません
 
【2008/08/02 11:27】 | そうたママ #qbIq4rIg | [edit]
来ましたね~ そうたママ

ミカさんもそのようですが、夏休み中のママのブログ更新は、かなり厳しいようですね。

コメントなら何とかなるのでしたら、ぜひ、テキト-な時にお越しいただければと思います。

そうたママに教えてもらったPICOTコミュニケーションブック、すごく役に立っています。その節は、大変ありがとうございました。

具体的には、スキャンしたものをカードに焼き付けて、国語の読み取り教材の視覚支援に使ったり、例の行動改善のサポートブックに活用したり、大忙しです。ホントに助かりました・・

今回の話も、奥の深い話ですね。

こうした生の情報に触れるのも、ブログならではですね。

私のやってることも、補助金つければつくことになるのかもしれません。

でも、昨日の午前は、そういうことで園長と半日バトル。(クソ忙しいのに)

つまり、器あっっての内容か、内容なければただの箱か・・

補助金ついたら、最初の志がどこかへ行き、誰のために、何のためにやっているのか、わかななくなることだってあるでしょ

そんなんだったら、別の人がやればいいと、私は考えているんです。

今も心の中が、もにゃもにゃしています。(補助金もらって、上手に渡り歩くという芸当は、今の私には、出来ないでいます)


【2008/08/02 12:58】 | SHINOBU #- | [edit]












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