記号としての文字

 2017-06-09
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小規模保育園には、日々の活動内容を示すボードがあります。

「縄跳び」「鉄棒」など、そこには活動内容を示す言葉が、漢字で書いてあります。

歩数を計測する万歩計にも、あえてその子の名前を漢字で書いているのです。


小規模保育園の子どもは、0歳・1歳・2歳児クラスの子どもですから、まさか漢字が読める子は一人もいません。

別に、英才教育をしようとして、わざわざ漢字の表記にしたわけでもありません。


「み」「か」「ん」というそれぞれのひらがなを見て、その音韻を認知し、それを内言語化するようになるのは、就学前の4歳・5歳になってからで十分です。

しかし2歳の子でも、「なわとび」 という内言語をもっている子はたくさんいます。

ならば、その内言語と文字言語をつなぐには、表音文字のひらがなより、表意文字の漢字の方がわかりやすいということはあるのです。


例えば 「や」 「ま」  と2文字を認知し内言語化する場合と、「山」 と漢字一文字を提示した場合とでは、実際の山と形が似ている漢字の方が、子どもにとっては認知しやすいのです。

ましてはPDDタイプ、同時処理傾向のお子さんにとっては、なおさらのことです。

他感覚に認知の育った就学前の子どもと、まだシングルフォーカスの2歳の子どもとでは、認知処理の過程が同じではないわけです。


だからと言って、ただ何でもかんでも漢字で書けば育つというものでもありません。

どんな教育も、子どもの実態、指導者の願い、そしてそれを具現化するための教材を、いかに血のつながったものにしていくかが、腕の見せどころであり、その醍醐味であるのです。


実践現場では、おもわぬライブな子どもの反応が、その時間の内容を大きく変えてしまうものです。

レッスンは生き物、一つとして同じものはありません。


あなたがいればこその、今日のこのレッスン、

だからこそ教育の世界は奥が深いし、面白いのです。








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Author:SHINOBU
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