言葉が出る

 2017-05-16
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言語聴覚士の先生から、「あまり療育の成果が見られないから」 という理由でセラピーを終了させられてしまいました…

長い間この仕事をしていると、何回かそんなご相談をいただくことがありました。


先日、私が就学前のお子さんのレッスンを行っているときです。

ある小学生の男の子が、少し早めに教室に来てくれました。


勉強時間までは少し時間があったので、担当の先生と歌の絵本で遊び始めました。

その先生はこの日が初出勤だったので、何にも気付かなかったみたいでしたが、私の方は個別指導室に聞こえてくるその子の歌声に、飛び上がるほど驚いてしまいました。


年長さんだった1年間、週に2回、雨の日も風の日も、この子はほとんど欠かさず、私のレッスンを受け続けてくれていたのでした。

STさんの指摘されたように、言語表出の数は少なく、その明瞭さにも課題の残るお子さんでした。

レッスンや療育そのものに対する抵抗感もあり、最初の頃から、とても流れるようなレッスンが出来ていたわけではありませんでした。


しかし、いつの頃からが、その子の表情にも変化が見られ始めました。

言語自体の課題が一気に改善するということにはなりませんでしたが、信頼感やコミュニケートのレベル、その表情や活動に対する内発性などは、ぐんぐんと向上し、私はこの子とのレッスンが楽しみでたまらなくなってきました。

週に2回もさせていただく個別レッスン、

私は与えられた自分の責任とご家族の期待を一身に受けながらも、笑顔いっぱい、毎回生き生きと活動に取り組むその子の表情を何よりの喜びに感じていました。


小学生になり、担当の先生は別の先生にお願いすることになりました。

当初はどうかなと危惧していたプリント学習などにも、きちんと適応できるようになりました。


この子の言葉の育ちには、内言語をダイレクトに表出するまえに、大好きな歌を一緒に歌うことが大切だと考えていましたから、小学校の担当の先生も、毎回個別学習の後には別室で、一緒に歌を歌う活動をずっと欠かさず継続してくれました。

2年生になり、インクルーシブの教室が、ご自宅から近い位置に出来、送迎サービスもあるいというので、この4月からはこちらの教室でのレッスンがメインとなりました。


お母さんの方から、表出言語がクリアになってきたという情報をいただいていたので、それはとても楽しみしていたのですが、まさかここまで伸びているとは…

本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。


私がこの子にプレゼント出来たことなんて、きっとほんのわずかであるに違いありません。

でも、そのことを願い、決してあきらめずぞれを信じて歩み続けてきた事と、この子の大きな成長とが、何よりの喜びに感じているのです。


子どもの成長を心の芯から、信じられることこそが、支援者の力量

これだから、教育の仕事はやめられません。







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Author:SHINOBU
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