真心

 2017-02-16
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SHINOBU先生には、華がある

教員時代から時々そんなことを言われたことがあります。


研究主任を何年もさせていただいたり、教育委員会嘱託の指導主事をさせていただいたことがあります。

内地留学にも行かせていただきました。

学校現場を離れてからは、特別支援教育の巡回相談員をさせていただいたり、いろいろな地域で講演会などをさせていただきました。

大学で講義も経験させていただきました。

法人のほとんどイベントで締めの挨拶を担当し、一発勝負の補助金のプレゼンでも結果を残すことができました。


しかし、こういうことは得意ですが、その中身が決して看板ほど出ないことは、私自身が一番よく知っています。

ちょっと見はいいけれど、案外中身はうすっぺら、

だから私は、人よりも何倍も努力しなければ、まともに追いつけないと考えているのです。

私には、苦手なことや出来ないことの方が、出来ることよりはるかに多いのです。


昨日のことです。

私は、ある職員に、新しい教室の設営にかかることで用事を頼みました。


私は管理者専任ではありませんから、レッスンの合間に職員に指示を出します。

1分1秒を惜しんで仕事をしていると言えば聞こえがいいですが、その内容は行き当たりばったりで、朝令暮改・急なめちゃぶりは日常で、さぞや職員は振り回されていることでしょう。


新しい教室の駐車場は契約したばかりで、その職員にはまだ場所を伝えていませんでした。

「駐車場の場所を調べてすぐに来るように」

電話でそう伝えたものの、よく考えればこれも無茶だなと思って、少し後悔しました。


道に迷っていないだとうかと不安に思い、3階の窓から少し離れた駐車場の方に目をやったその時です。

300Mはあろうというその先から、その職員が走ってこちらに向かっているではありませんか?


ここでの勤務経験はまだ浅いのですが、そんなに私と年齢の離れていない職員です。

普段は決して華やかな仕事ぶりとは言えませんが、私の目の見えない所では、こんな態度でいつも仕事に取り組んでいたのかと思うと、私の胸には何か特別な思いがこみ上げてきたのでした。

そういえば、その資材を運ぶ時は、若手の職員が全力疾走で私の車に積み込んでくれていました。


こういう職員がいるからこそ、今の私がステージにあがることができている。

私に出来ないことを、職員がみんなで支えてくれている。

そのことを改めて知ることになったのでした。


本当に私は恵まれました。

こうした職員の真心に応えるためにも、これからも私は、さらに私らしさを発揮して、自らの仕事に打ち込んでいかなければなりません。


子どもたちの成長と幸せを願う所にこそ、こうして人は集う、

これからもそのことを、ずっと大切に歩んでいこうと思うのです。







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Author:SHINOBU
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