職員を育てる

 2017-01-19
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今から2年前、私の教え子のお母さんが、職員募集の面接に来てくださいました。

「私は、教育にかかわる資格は何も持っていません。ただ、自分の子どもの育てで学んだことを生かして、誰か別のお子様のお役に立ちたい」

「トイレ掃除でも、雑用でも何でもさせていただきます。」

「私を雇っていただくことが出来ませんでしょうか」

そのお母さんは、そんなふうに話してくれました。


このお母さんの採用については慎重に考えるべきとの助言もいただきました。

しかし、最終的には私の責任で、このお母さんの採用を決めました。

後にも先にも、白ゆりで無資格の方を採用したのはこの方だけになります。


保育士資格も、教員免許もありませんでしたが、すばらしい内容の働きぶりでした。

最初は本当に雑用から始まりましたが、事務・教材作成などにかかわる能力だけでなく、教科指導の技術もみるみるうちに向上しました。

自分のお子さんの教材を通して、私の指導内容を誰よりも理解していましたし、その謙虚さとひたむきさがゆえに、通常の何倍もの努力を継続していました。


今日、岡山市の担当課の方が、うちのような事業所で働く職員の資格要件が、この4月から格段に厳しくなるという連絡をいただきました。

無資格のものについては、正規の職員としてはカウントされなくなるというものでした。

つまりこの職員を採用するのなら、もう1名、新たに有資格の職員を採用しなければならないという内容でした。


私は何があっても、一度ご縁があった職員はずっと長く勤めてもらうことに決めていましたし、人件費や予算のことがすぐに頭をよぎりましたが、市役所の方と相談しているうちに、この先生のうちでの実務経験が、児童指導員任用資格の要件を満たすことが明らかになりました。

私は飛び上がらんばかりにうれしくなりました。


うちで働くなら、児童指導員任用資格があれば、保育士や教員と同じ基礎資格を有することになります。

待遇もこれまでの無資格のものではなく、他の職員と同じものになります。

つまりは、うちで働いた2年間で、教員や保育士と同じ資格を、この職員にプレゼントできたことになります。


制度の変更により、事実上この4月から、無資格の方をうちで採用することは不可能となりました。

この職員は、この2年間、私の横で私の実践のほとんどを見てきたわけですから、その技術も理念も決して遜色のない相当なところまで力をつけてきているのです。

何て、私たちって運が強いのでしょう。


さあ、さっそくこれからその実務経験証明書の作成に取りかかります。

希望の春は、もう目の前のところまで来ているのです。





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