言語の扉を開く

 2017-01-16
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土曜日の大阪でのレッスンのことです。


4年生の女の子と文章読解の勉強をしていました。

「正月の行事」という説明文に取り組んでいました。

ちょうど逐次読みからまとまり読みが出来るレベルへと成長してきた子ではありましたが、これまでやって来た生活文と比べるとやや難解な言葉が多く、途中ででたらめに読み始めました。


段落ごとに区切ってはいたのですが、きっと彼女が視覚的に一度にとらえられる量をこえたため、辛抱しきれずでたらめに読み始めたわけです。

ならばということで、地の文も問題文まも、文節ごとに鉛筆で区切って読ませてみました。

するとたちまち正確に音声化することができ始め、それを私がリフレインすることで、文脈を見失わずイメージ化内言化しながら音読が出来るようになってきました。


文脈の中でキーワードをとらえさせるときも、対応可能な範囲を指定してやると、理解言語と対応することができます。

そのキーワードを書字化させたり、話し言葉と対応させたりする学習を構成すると、それまで文字言語-読字-理解言語-書字などのプロセスが統合化され、生き生きとそれをイメージ化することにつながっていくのです。


私は学習の途中で、その表情から、その子の言語の学習が次々とつながっていく様が見てとれました。

学習がかみ合っていく姿を、目の当たりに見ることができました。


勉強が終わったあと、その子は、まるで感極まったような表情で、私の元に歩み寄り握手を求めてきました。

こんなすてきな握手は、私の人生にとっても、初めての出来事なのかも知れません。


その様子を見ていてたお母さんが、こんなことを私に教えてくれました。

「うちの子に、お休みの時にどこに行きたいのか聞いたことがあるのです。」

「USJ? 公園? どこがいい?って聞いたら、SHINOBU先生のとこって答えたのです。」

「ここに来る日の朝は、本当に生き生きとした表情になります。」


あの日3歳だったこの子も、むう4年生、

春には高学年の仲間入りです。


基本運筆や数字シールから始めたこの子の教科学習も、ついにここまで来ました。

学習の基本が出来、言語の扉が開いたわけです。

ここからどんなに豊かな学びの世界が広がっていくことでしょう。


この子をここまで育てたのは、私ではなくて、間違いなくこのご両親です。

私はその信託の一部に応える事が出来ただけに過ぎません。


そう言えば、今から数年前、友里ちゃんの言語の扉を開けたのもちょうどこのくらいの年齢の時でした。

あの伝説の夏休みサマースペシャル学習で得た経験が、こうしてこの子の学習の中でもしっかりと花を咲かせました。

だからこそ私は、こうした臨床実践から、決して軸足を外すことが出来ないのです。










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Author:SHINOBU
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