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文字を読んで 状況や感情を理解していくというプロセス

 2008-07-23
花子ちゃんは、文字を書くのは苦手ですが、本読みはとても上手です。

今は、「マリと子犬のものがたり」という本を指導の後で読んでくれます。2年生の花子ちゃんには、ちょっと難しい、中学年以上~の対象の本ですが、いつも楽しそうに読んでくれます。

まだ習っていない新しい漢字が出た場合は、私がそっと小さい声で「読み方」を教えます。花子ちゃんは、こうした文字情報に聴覚性の支援を加える(二系統同時刺激)方法が有効です。文脈の中で、次々に読み方を習得していきます。20分でも30分でも、本読みなら、ずっと継続して取り組めます。

私は、花子ちゃんをいつも「本読みの天才」といって褒め称えています。

一方、友里ちゃんは、コツコツする努力家です。第1回目の指導で、すっかりSHINOBU先生のファンになったそうです。

お母さんのメールによると、「友里は、土曜日以来、ほぼ一日勉強机に向かっています。「休みなよ」、とか「ゲームしたら」とか「遊ぼうよ」とか言ってみるのですが、「勉強がすごく楽しんよ!SHINOBU先生の所に行ってから勉強するのが楽しくなったんよ!」・・・らしいです。口を開けば、「勉強していい?」ってこれもいつものこだわりの一つでしょうか・・・すごく次に行くのを楽しみにしています。一度行っただけなのに、一度会っただけなのに驚きです。」とのことです。

こういうお子さんですから、計算も漢字もよくできます。

でも、読みの流暢性・意味理解・文脈の理解・相手の気持ちの理解といった分野は苦手です。お母さんは、単なる点数稼ぎではなく、こうした意味理解の力が付くことを期待されています。

この方も、すばらしいお母さんだと、私は思っています。

一般に、文章を読んで理解していくためには、

① 音と文字との対応

② 語彙数の増加

③ 逐次読みから、まとまり読みへ

④ 文脈の理解「5W1H」

⑤ 感情の理解

という手順がとられます。

どうしても、文字から絵を想像しにくいタイプのお子さんもいらっしゃいますから、まず「絵」を見せ、それに対応する言葉を教え、そして、最終的には、文字だけで状況が想像できるようになるまで、学習を積み重ねていきます。

そして少しずつではあっても、意味理解や社会性についても、着実に向上し、達成感をもちながら、その大切さや心地よさを体験させてやりたいと思います。

私が、そのモデルであり、社会の窓口になるべきだと考えているのです。

友里ちゃんの場合は、勉強が趣味なので、プログラムさえ準備してやれば、機械的な学習は前へ進みます。

しかし、この子の将来を考えると、漢字テストの点数もさることながら、コミュニケーション能力や社会性の育成が重要です。自分の特性を受け入れ、認知した上で、自分の良さを社会の中で発揮していくための力が大切になってきます。

友里ちゃんは、きっと計算ドリルや漢字ドリルを、次々とこなしていきたいのだと思っています。その方が落ち着くし、達成感もあるのだと思います。(ある意味うらやましいお子さんですよね)

まずは、ここを受け入れながら、苦手な部分の刺激を同時にミックスしていこうと考えています。

すごろくなどの算数ゲーム(算数的活動)や、場面状況の絵カードを組み入れていきます。

こうした活動は、きっと友里ちゃんは苦手なはずなので、絶対にこけさせない、SHINOBU流・必殺完全習得エラーレス学習(おせっっかいヒントつき)で、必ず攻略させます。

花子ちゃんと友里ちゃんのいいとこだけを取り出して、それを2倍にして、苦手なところと交換できればいいような気にもなりますが、やっぱりそれは違います。

野球でも、守備のうまい人もいれば、打つのが得意な人がいる、そういうチームの方が魅力的だし、強いのだと思います。

得意な打つ練習もするけど、守備の練習もする、そして社会というチームの中で、自分の持ち味を生かして貢献する、これが正解なのではないでしょうか?

いろいろな個性や特徴をもった者を、大切な戦力としてうまく生かす。

社会というチームが真にこうした戦略を実行できるようになってこそ、すべての人にとって魅力的で、輝いた世の中にになっていく。

よく言われるユニバーサルデザインとは、こういう方向性を示した概念だと、私は考えているのです。

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