心に落とす技術

 2016-08-11
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子どもと画像のような数字パズルを行っていました。

ところが、 4 のピースが裏返ってなかなかはまりません。


この子は、たくさんのピースの中から、そのピースが 4 であることを認識しているわけですが、そのピースが裏返っているということになかなか気づかずにいるわけです。

きっとこれまでの人生の中では、同じような場面に出会う機会も少なかったことでしょうから、当然といえば当然のことです。


こうだよと、教えてしまうことは簡単ですが、ここまで育ってきた子ですから、もう一段豊かな体験を積み上げたくて、しばらくはこの子がいろいろと試行する場を与えてみました。

ところが、一定の時間を過ぎても、なかなか思うようには行きません。


ここらがタイミングと思った私は、小さい声で 「くるりんぱ」 とこの子に伝えてみました。


1回目は、よほど活動に集中していたのか、無反応でスルーされてしまいましたが、しばらく置いてもう一度 「くるりんぱ」 というと、どうやらそれが課題解決の助言であることを意識したらしく、3回目の助言ではっとしたような表情を浮かべ、自らの手でピースを裏返すことに成功しました。


これまで、「うらかえしー」  とか、「反対向き~」 とか、いくつかの補助発問をしてみましたが、ほとんどの子にはこの 「くるりんぱ」 がクリーンヒットとなりました。


新しく開発された最新のアプローチを吸収したり勉強したりしていくことは、マンネリ膠着した流れを打破したり、これまでの取り組みの中で大切なポイントを見つめなおしたりしていくうえで、とても重要な営みだと考えています。


一方で、「くるりんぱ」 のように、子どもの心にすとんと落とす言葉を、子どもの発達や特性を理解したうえで、ドンピシャのタイミングで提示していく技術こそが、真の支援者の力量であると考えています。


汲めども尽きぬ水、

実践以上に、自分の力を磨き上げる場は、他にはない。


後進を育て、新しい事業を拡大していくという、新たな自分の使命に思いをはせながらも、私が臨床実践の場から一歩たりとも後ろに引こうとしない理由は、きっとこんなところにもあるのです。







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Author:SHINOBU
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