そこにあるもの

 2016-06-27
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週末の大阪のレッスンでの出来事です。

中2男の子が来てくれました。


今から数年前、大阪で講演会をさせていただいた時、ご両親で会場にお越しくださり、その場でレッスンのお約束をさせていただきました。

その子がまだ、小学校1年生か2年生の頃でした。


当時はまだ、新大阪に常設の教室を構えていませんでしたから、大阪でもなかなかレッスンのご予約をお受けできず、しばらくの間、岡山に毎月通ってきてくださった時期もあります。

わずか数十分のレッスンのために、毎月、大阪から高速を使って来てくださる、

私が、新大阪に教室を出すと決心した背景に、この子の存在も大きく影響したと考えています。


その子がこの日、いつもとは違う表情で教室に入ってきました。

「先日の宿泊学習で体調を崩して、もし何かあったらロビーで待機していますから、すぐに連絡してください」

お母さんは、そんなふうに私にお伝えくださいました。


なかなか言語で、こうしたことを伝えることが出来にくいタイプのお子さんです。

着席し、もう一度その子の顔を見ると、「さすがに今日は、最後までレッスンを続けることはむずかしいのでは」

そう思わせるくらい、いつもとは違う土気色の顔色でした。

お母さんの携帯番号を確認し、いつでもスクランブルで連絡できるよう準備して学習に取りかかりました。


レッスンを始めて10分くらい経った頃でしょうか?

その子の頬が、いつものようなピンクに変わっていくのが見て取れました。

と同時に、表情も生き生きとしたものに変化し、あの弾むような感じが戻ってきました。

誰が驚いたと言って、間近でその様子をダイレクトに見ていた私の驚きは、簡単に言葉で言い表せるものではありませんでした。



予定通り45分のレッスンを終え、時間ぴったりにお母さんが教室に戻って来られました。

私は、自分の心の中で高鳴る興奮を抑えながら、そのことをお母さんにお伝えしました。


「ほら、来る前と表情が全然違うでしょう?」

半分死にかけたような表情から、またいつもの笑顔いっぱいの彼の表情がそこにあるのでした。


もはや、この子にとってここで過ごす学びの時間がどんな意味をもつのか、

そのことについては、はるか私の予想を超越したものになっているのかも知れないと感じました。

私の話を聞いたお母さんは、目に涙をいっぱいにためておられました。


ここ何年か、岡山の発達支援センターの本館建設にかかわる様々な流れ中で、命を削るような毎日を送ってきました。

今は少しその内容も軌道にのり、時間的な余裕も、若干ですが生まれてきました。


大阪教室のホームページも、7月よりリニューアルさせていただくことになりました。

固定電話を開設したり、新しいタブレットやプリンターを購入したり、教材書庫の整理をさせていただいたりしました。


ご縁があってここの通ってくださる子どもとご家族の、さらにその真心にかなう質の高い学びの場を提供したい、

教室をあとに家路へと向かう母子のうしろ姿を眺めながら、そんな思いがこみ上げてくるのでした。










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Author:SHINOBU
新大阪教室

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