事業主として 発達課題のある方の就労について取り組むということ
2008-07-13
先日、保育園の園児の安全管理のお仕事をいていただく方の募集で、ハローワークに行かせていただきました。私は、保育園の経営者の一員ですが、経営者としてはまだまだ駆け出しなので、こうした一つ一つが勉強です。
先日、発達障害者支援センターの就労指導の心理士さんに「事業主と障害者のための雇用ガイド」が、ハローワークにあるよ、という話も聞いていたので、そのパンフレットを手に入れることも、一つの大きなねらいでした。
私の保育園は、40人程度の職員がいる事業所です。
ハローワークでいただいた雇用ガイドに目を通しましたが、これがわかるようでなかなかむずかしい。そこで「おかやま発達障害者支援センター」という所に電話をかけて、いろいろと尋ねてみました。
まず、法定雇用率1・8%のことですが、計算すると56人に1人という割合になります。うちの保育園の職員は40人ですから、一人障害者の方を雇用すると、それで法定雇用率の1・8%を超えることになります。
ですが、56人以下の事業所では、2人以上の障害者雇用がないと、事業主に対する各種の特典は受けられないということでした。つまり、100人の事業所でも2人、5人の事業所でも2人で特典が受けられるということいなります。
この辺は、この法律が中規模以上の事業所を対象としていることがわかります。100人以上の職員のいる保育園など、そうあるものではありませんから、ほぼこの法律の対象外です。
障害者雇用給付金制度も、300人以上の事業所が対象ですから、小規模の事業所は、納付に関しても、給付に対しても対象外です。(ちなみに納付金は一人当たり50,000円、報奨金は一人当たり21,000円です)
もうひとつ気になっていたのが、孝志君の就労のことです。
孝志君は、小学校5年生の時にアスペルガーの診断をうけていますが、この子に対して様々な特典が受けられるかどうか?ということです。
担当の方にそれとなく聞いてみましたが、ただ単に診断がつけばフリーパスということでかなくて、専門の判定員による審査があるということで、孝志君の場合には、何とも言えないということでした。
マドンナさんのブログでも話題になっていた特例子会社制度も、大企業だからできるというものなのでしょうか?(勉強不足ですみません)
そうこうしていると、ある知的な障害のある方が、偶然にもハローワークの募集に応募してきてくださいました。
報奨金などの特典は何もありませんが、お人柄も良いし、何かうちの法人のカラーに合っているような気がして、ご縁があればぜひお願いしようと、園長と話を進めていました。
ところが、面接から帰られて、その方からまたお電話があり、少し遠隔地であったこともあり「別な仕事が見つかったので・・」というお断りの電話がありました。
「ご縁がなかったね。残念だね」と言って間もないうちに、応募されていた別な方からお問い合わせがあり、時間的なリミットも迫っていたので、別な方に決めさせていただきました。
私は、働いていただくからには、その方の個性や特性を生かして、ぜひ私たちの法人の目指す子ども成長やとご家族の幸せに貢献していただきたいと考えています。
単に与えられた業務を、こころを込めず形式的に流すような職員は評価しません、。利用していただく方の満足感や信頼感こそが、その尺度になります。そういう意味では、職員に厳しし職場だと思っています。
保育も調理も経理も警備も、どんな仕事も全部その方向に向けて、力が集約できる法人でいたいと考えており、この姿勢こそが、利用者である皆さんの信頼感・満足感につながっていくものと確信しています。
逆に言えば、この姿勢さえあれば、障害があろうとなかろうと、それは全く関係ありません。
何かの障害があるからということで、その人のもっているストレングス(長所)が生かされないのは大きな社会的な損失であり、そのことで公平な機会が与えなれないのは、差別であると考えます。
その方の行動レパートリーを生かし、発展させるという手法をとれば、もっともっ社会に貢献し、生き甲斐のある人生を歩んでいかれる方が増えていくのではないかと思っています。
そのための本人の努力や教育やサポートのあり方の研究も重要です。
全国各地で、新しい就労の試みも始まっているようです。
学校で学ぶ人生より、その後の人生の方がはるかに長いわけですよね。どんな形であっても、就労と全く無縁の学びであっては行けないのかも知れません。
私は、まだまだこの分野については勉強不足です。
就労に関わる中央の動き・地域の情報・そして皆さん方のお気持ちや願いを、是非とも、お伺いしたいと思います。
皆さんとともに見つめ、ともに考え、ともに歩むブログであり続けたいと考えます。
そう考えると、これも何だか楽しい。皆さん、これからも、どうぞよろしくお願いします。
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