子どもに寄り添うという原点 (特別支援教育支援員研修でお伝えしたこと)

 2008-07-04
昨日、ある自治体の特別支援教育支援員研修会に、講師としてお招きをいただきました。

自治体としての規模はさほど大きくはなく、大企業の工場が林立しているというような、そんな地域ではありませんが、歴史と文化の薫る、人間味豊かなすばらしい所でした。

地域の文化センターと言うところでお話をさせていただきました。美しく機能的な建築物で、中にはコンベンション施設を始め、図書館やホールがあり、おまけに、教育委員会事務局が入り口入ってすぐのところにあります。

ちょうど試験中なのでしょうか?高校生らしき学生が何人も来ていましたが、これなら学生の温度や空気を担当者がじかに感じ取れますよね。

教育長さんにお話をいただきました。

すばらしいリーダーシップ、そして経営ビジョンをお持ちの方でした。こうした施設の管理運営も、決して無駄・無理をせず、地域の皆さんの倹約・節約・合理性の感覚的な積み重ねにより、成り立っており、健全財政を維持されているというご説明でした。

昨今、大阪府の財政問題が話題になっていますが、使い道やねらいを明確にして取り組むことの重要性を改めて認識させられました。

こうしたことは、教育行政にもダイレクトに反映されていました。

特別支援教育支援員は、全学校に配置されています。

さて、どんな方が来てくださっているのだろうと思い会場に伺うと、全員女性の方でしたが、期待通り、いや期待以上のナイスな感覚をお持ちの方ばかりでした。

初めに、自己紹介も兼ねて、それぞれの学校での子どもたちの様子やご自身の関わりについて、ご紹介をいただきました。

よくこういう場面になると、言葉の端々から、担任・同僚・子ども・保護者の皆さんに対して愚痴とも批判とも受け取れるようなマイナスオーラがかもし出されるのが常ですが、たとえ状況は厳しくとも、皆さん前向きで明るい姿勢に、とても好感がもてました。

約1時間半、私の方からこのブログで紹介させていただいている内容を、事例を通してお話させていただき、後のの30分を質疑応答の時間とさせていただいました。

私の話は下手くそでした。(謙遜でも何でもなく・・トホホ)

でも、1時間半、ずっと全員が集中し、目を見て、うなずきながら話を聞いてくださり、質疑でも活発で時間が足らず、こんなことなら1時間位で話を切り上げておけばよかったと後悔したほどでした。

お伝えしたかったことは、

① 診断や障害名でなく、その子自身に寄り添ってほしい
② 子どもの見え方・感じ方は、子どもによって全然違うということ
③ 苦手な子ほど、ツボにはまると大きい
④ 集団の中でこそ育つものがあるということ
⑤ 親の願いがどれだけ切なるものか
⑥ 問題行動には理由と解決法が必ずあること
⑦ 細かいことに、障害や人間に対する指導者の見方や価値観が反映される
⑧ 子どもは敏感に、指導者のオーラを感じている
⑨ 個を育てるためには、集団の育ちが不可欠であること
⑩ マイナスなことを強化すると、子どもは退行するということ  などでした

私としては、保護者の方が、支援員さんにどれだけのことを期待しているかを伝え、この仕事がどれだけ尊い仕事であるかを誇りに思っていただき、ビジョンと夢と技術をもって、明日からの支援につなげていただければと願っていました。

会が終了した後、「もっとこの場にいたい」と思いました。

何か目指しているところが同じような気がしたのです。このブログにコメントをくださるお母さん方と同じにおいを感じたのです。子どものために、心が一つになれるのは、美しいことです。

学校の先生の指導性・専門性も不可欠です。

と同時に、こうした支援員の方の支えやまなざしは、豊かな教育の実現のための、大きな武器になるのはまちがいのないことだと感じました。

このブログのことも紹介したので、誰か一人でもこの記事を見て、コメントでもいただければ最高です。

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コメント
寄り添うこと、大切v-238
【2008/07/04 21:41】 | みゆきちゃん #9l3cp6BM | [edit]
② 子どもの見え方・感じ方は、子どもによって全然違うということ

障害のある子どもにも無い子どもにも言えることですね。
これこそが個を尊重すると言うことだと思いました。
【2008/07/04 23:58】 | トリトン #- | [edit]
うんうんと、うなずきながら読みました。

SHINOBU先生、あったかいです、子どもと保護者を見る目が。
そして、本当によく見えてらっしゃるんですね。




【2008/07/05 02:54】 | ミカ #- | [edit]
みゆきちゃん、いらっしゃい。

ようこそお越しくださいました。みゆきちゃんのブログにもおじゃまさせていただきましたよ。

みゆきちゃんには、脳性麻痺の障害があるそうですが、小学校での総合学習の講師など、いろいろな活動に積極的に取り組んでいらっしゃるのですね。

ぜひとも、これからもこのブログでも、いろいろなことを教えていただきたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。
【2008/07/05 09:18】 | SHINOBU #- | [edit]
トリトンさんへ

トリトンさんは、通常学級で、2人の発達課題のあるお子さんの指導に取り組まれています。

学級担任をされながら、いつもお子さんの課題一つ一つに寄り添って改善されている実践に心より敬意を表します。

その先生からの「個を尊重する」というお言葉は、本当に重みがあります。

まさにそれは、すべての子どもの心に寄り添うことなんだと思います。教育の原点が、そのことに集約されているような気がします。
【2008/07/05 09:35】 | SHINOBU #- | [edit]
ミカさんへ

何度お伺いしても、ミカさんのブログには恐れ入ります。

プロも裸足で逃げる内容の豊かさです。

こういう方々が吸い寄せられるように集まってくるところが、このブログのすごいところです。

もうすでに、私だけのブログではなくなっていると感じています。

もはや私は、単なるメンバーの一員兼管理人。

真の主体者は参加してくださっている一人一人のメンバーご自身になってきていると思っています。
【2008/07/05 09:41】 | SHINOBU #- | [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2008/07/12 22:46】 | # | [edit]












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