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子どもの衝動性の改善における実践事例 ① (たたく・投げる・飛び出す・乱暴になる など)

 2008-07-01
太郎君(仮名=小学1年生)は、笑顔の可愛い、すばらしいお子さんです。

4歳の時までは、あまり表出言語が見られず、ご家族の方は大変心配されていましたが、年長から1年生と、言葉の面・コミュニケーションの面は大きく改善されてきました。

学童保育での時にも、友達といっしょにごっこ遊びをするなど、社会性もだんだんと育ってきています。

こうして行動や活動の範囲が広がって行くにつれて、太郎君に新たな課題が生じるようになりました。

それは、自分で理解できない状況に遭遇したり、予測や期待を違ったことが起こった場合に、突発的に、人をたたいたり、物を投げたりしてしまう、ということです。

このところ、そんなことが何回かあり、学童保育の指導員もお母さんも、さすがにちょっと参ってしまいました。

そこで、今回、この太郎君の衝動性の改善をターゲットに、応用行動分析の手法を中心にして、ライブでみなさんにお知らせしていこうと考えました。

もし、おなじような課題をお持ちのお子さんがいらっしゃたら、ぜひ参考にしていただければ、と思います。

今日はその取り組みの設計図編です。

まずは、直接指導に当たっている指導員(3人います)に、次のようなことを書いてもらい、それを整理してみようと思っています。

① 太郎君が、どんなときに問題となる行動が見られたか(見られるか)、その個人的な要因(体調・本人の状態)を書き出して整理する。

② どんな活動、どんな友達といる時、どんなことをきっかけに問題行動が起こるか、環境的な要因を書き出し、整理する。

③ 問題行動が起こった時、周囲はどうのような対応をし、結果として、太郎君にどのようなことをもたらしたか、書き出し整理する。

①~③を整理して、見えてくる物があれば、その要因に対するアプローチが可能になってきます。できるだけ、そういう環境を作らないようにすれば、それだけで、かなり改善できることになるかも知れません。

次に、「あやうくなった時には、たたいたり、物を投げたりするのではなく、こうしましよう」ということをきちんと教え、できたらちゃんと形としてほめるシステムを作ります。このブログでも話題になっている、キャラクターごほうび制度のようなものです。

3つめは、被害を最小限にとどめるための、スクランブル体制です。太郎君があやうくなったときの、先生・周りの子・そして太郎君自身の身の処し方について話し合って基本形をつくります。

最後は、ご家庭との協力です。

学童保育としての設計図ができた時点で、お母さんと作戦会議をして、ご家庭での協力もお願いしようと思います。

こうした衝動性は、10歳を過ぎると、かなり改善される例も多いようです。2次災害を引き起こしたり、自分に対するマイナスイメージを増幅させたり、友達関係を悪くしてしまわないよう、小学校低学年での関わりが大切になってくると考えています。

うまくいくと期待していますが、これから随時、このブログで報告をさせていただこうと思っています。ぜひ、いいアイデアや感想などありましたら、お知らせいただければと思います。

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コメント
今、小一のうちの息子もこの記事のような感じです。
養護教諭の先生が特別支援コーディネーターとなり、
担任の先生に、どの場面で息子がどんな反応するのかを記録を取るように、
と指導されているそうです。
(担任の先生の負担を考えるとちょっと申し訳ない・・・)

10歳を過ぎると改善!?
ああ、ちょっぴり光が見えました・・(笑)
【2008/07/03 15:02】 | ちゃみ #- | [edit]
小学校の時、ちょっと(ホントはかなり)大変だったけど、中学生になったらいい男になっていた、身近な例を知っています。

昨年、私の親友の先生のお葬式の時、偶然、私は同じように参列していた中学生になったのその子に出会いました。

はっと見て、落ち着いた、いい男になっているのにびっくりしました。

すると、その時にお母様も、わざわざ私の所に来て

「この子、学校の先生になりたいって・・今、それを目指して勉強しています」

と、教えてくださいました。

私は感激して、涙が出そうになりましたよ。

亡くなった友人に対する、何よりの供養になったと思います。

「10歳過ぎると改善」

嘘ではないかも知れませんね。

ちょっぴりの光も、捨てたものではありません!
【2008/07/03 19:07】 | SHINOBU #- | [edit]












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