環境を整えるということ

 2015-03-27
先日、車いすを利用してい女の子が、私のレッスンを受けに来てくれました。

まだ教室が2階にあった頃、お母さんが抱き抱えて教室まで連れてきてくださっていました。


小学校高学年にもなると、安全の面からも、2階の教室でのレッスンが不可能となり、この子の時だけ保育園の1室を間借りして勉強を続けていました。

本館建設へと、法人が大きく動く理由の一つがここにありました。


完全バリアフリーの建物、

子どもの目線・動線に立って、設計士さん、建築士さんと設計段階から何度も何度も打ち合わせを行ってきました。


スロープの角度がきつくないのだろうか?

車いすが通りやすい幅になっているだろうか?

本当に、この子が喜んでくれるだろうか?

洗面台など、細かい部分まで使いやすいものになっているだろうか?

これまで以上に、目を輝かせて勉強に取り組んでくれるだろうか?

その日、レッスンが始まる何十分も前から、私の気持ちはそわそわしていました。


スロープをするすると流れるように駆け上がり、玄関・ホールへと進むと、この子の表情が一気に輝き始めたのが見てとれました。

弾むような笑顔で、手を広げたこの子の姿を見た時、またまた胸が熱くなるのを抑えきれませんでした。


今週の月曜日から、本館でのマンツーマンレッスンが始まりましたが、これまでお母さんと分離出来にくかった子が、次々に分離に成功するようになってきました。

私の願いがきっと、形となって子どもの心に響き始めたとしか思えません。


できないことを決して子どもの能力のせいにしてはいけない、

環境を整え、適切な支援を行えば、すぐには解決できずとも、きっとそこから目指す方向が見えてくるはず、

その環境には、内容的なものもあれば、そうでないものもあるのです。


出来ないと嘆くのではなく、どうやればできるのかを考え、工夫し、やがてそれが、子ども自らの手でできるようにすること。

それが、私たちの目指す支援のスタイル、

その大切さを、子どもたちがまた、私たちに教えてくれているのです。





この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2015-03-29)




にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/1757-3f85125e
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
大切さを全国に伝えたい
Author:SHINOBU
今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ