数感覚が育ちにくい理由

 2014-12-15
1・2・3・・・ と数唱をして数を数えることはできても、「5個はどれ?」 と尋ねてもそれを見つけることが出来にくい、

「10ー9は、いくつ?」 と尋ねたら、10と9の数量を頭でイメージ化することが出来にくく、順番に10本の指を折りながら、「答えは0」 なんて平気な顔で言ってしまう、

数というのは、順番に数えるものと思いこみ、それが量的な意味も合わせもつもつことがとらえにくく、「どっちが大きい?」「どっちが多い」 が、なかなかわかりにくい、 


私はこれまで、何人となく、そんな子どもたちに出会ってきました。

それは、それぞれの子どもの認知特性のかたよりであったり、どこかの部分にやや苦手なことがあったりすることに起因すると考えてきました。


1対1対応から始まった数の学習の基本は、やがて 「いくつといくつ」 という集合数の合成・分解へと学習が発展し、やがては基本単位のいくつ分という数量の学習(長さ・重さ・広さ)へと進む単元構成となっていきます。

当初、順序数として数をとらえていた子どもは、長さや広さといった学習経験を積み重ねていくうちに、知らず知らずに数量感覚を身につけてきているのです。


ところが、支援学級などで、基礎基本を大切に学習を取り組んでいる場合、順序数1対1対応の学習ばかりで、子どもたちが数の量的な感覚を培っていくための機会が、極端に乏しくなりすぎているのではないかという不安が、私の心の中にはあります。


もちろん、それが育ちにくい内容であることは、重々承知しています。

でも、だからやらないではなくて、子どもの特性に合わせながら、「だからこそ、あえてやる」 と、最近の私は考えるようになり、今まで以上にそのための教材作りに時間をかけるようになりました。


どこまでできるかは、わかりません。

でもそれは、チャレンジするに値する大切な営み、

私にとって、楽しい時間以外の何ものでもありません。


こんな私の気持ちを知ってか、知らずか、それに取り組んでいるときの子どもの表情は、いつもよりうんと楽しそうに見えるのです。

いつもの白ごはんも大事ですが、SHINOBU先生の所に来た時くらい、たまにはお蕎麦もスパゲッティも食べていただきしょう。


チャレンジして失敗しても、一歩でも前に進むチャレンジであるになら、きっとそこから大切な道が見えてくるはず。

最初から無理だと、やらずしてあきらめるのは自由ですが、そこから広がる可能性が1%でもあるなら、私は子どもと一緒にそこにぶつかっていってみたい。


きっとそこから、何かが生まれる。

やらずに出来るわけがない。

いやいや本当はこれ、私も子どももやってて楽しくて、半端なところでやめるなんてとても考えられないのです。






この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-12-16)
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