子どもが理解度を上げていく手順

 2014-10-21
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例えば、子どもがパズルができるようになるためには、いくつかの力を育てていく必要があります。

色を識別する力、形を認知できる力、順序立てて課題を遂行していく力、手指の巧緻性やコントロール力、言語による指示を理解する力、見通しをもったり過去の経験を生かす学習能力、試行錯誤の中から規則性を見いだす力、あらゆる認知を場や状況によって使い分ける力、課題を最後までやり遂げる追求心....

数え上げればキリがありません。


それぞれの力を育て上げれば、当然パズルができるようになりますし、逆に言えば、パズルができるようになれば、関連する種々の力も育っていくわけです。

どうして今、この子がその課題ができないのか、そのメカニズムさえ明らかになれば、そこに小さいステップを刻んで段階的に達成させるか、支援を入れてそれを育ちに合わせてフェードアウトしていくか、基本この2つのアプローチを実態に合わせて構成していけば、どんな課題であっても、あきらめななければ、必ずできると私は思っています。


今日、4歳児組の男の子のレッスンをしました。

この子は、言語による指示を行動化するのが苦手なタイプの子どもです。

ですが、手順を明確に構成すれば、それを受け入れることが出来ます。

言語により行動を規定するのではなく、行動の中に言語性をもたせていくのです。


今朝、園庭で別の子のお母さんとお話をしていると、その4歳児組の子が登園してきました。

レッスン中はおとなしいし、どちからというと行動は控えめなタイプの子ですが、私の姿を見つけると、その子は弾むように私の所に駆け寄ってきて、私の体を思いっきり抱きしめ始めました。


普段は、レッスンに一生懸命で、そんなことをするような子ではありません。

でも、レッスンの中に込めていた、私の気持ちは、この子の心にしっかりと伝わっていたのです。


りんごと言っても、まだすぐにりんごは取れませんが、その言葉に指さしを入れれば、指示された内容の行動化はできます。

右から順番に先生に渡すんだと、手順を示せば、まちがいなくその課題を完遂することができます。

そのことを繰り返し、周辺の力をしっかりと定着させれば、程なく言語の指示だけで課題をこなす日がやって来ると私は信じています。


出来るか出来ないかではなくて、どんなに時間がかかろうが、必ず出来るようにさせるのです。

そういう努力を、私は、これから3年・5年とこの子とのレッスンで積み上げていきたいと思っています。


5年後の結果は、私の予想を超えていく場合がほとんどです。

そうでない場合もありますが、だからこそ、真剣に可能性に挑戦した営みこそが、次の可能性を拓いていくものだと考えているのです。






この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-10-22)






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