順序数から集合数への切り替え

 2014-10-16
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「お魚は いくついるかな?」

子どもにそう尋ねたら、多くの子が 「1・2・3・4」 とすぐに数え始めます。

順序数との1対1対応 = 数の基本

学習の基礎ととなるとても大切な内容です。


十分に数感覚の育った大人に尋ねると、すくさま 「左が4で 右は7」 と答えます。

認知の仕方は様々で 「2と2で4」 とか 「3と3と1で7」 とか、人によっていろいろなとらえがありますが、順序数の1対1対応だけでなく、数をかたまり(量)としてとらえる数感覚が、自然に機能しているわけです。

一見、何もしないで育ったようなこの数感覚は、実は、九九を勉強したり、面積を勉強したり、関数のグラフを描いたり、数多くの算数的活動を通して身につけたものであって、生まれながらにあった感覚ではないのです。


皆さんは、幼い頃、自転車に乗る練習をした日のことを覚えていますか。

乗れるようになっては当たり前のことでも、その当時は、必死で練習をしていたはずです。

乗れるようになってしまえば何でもないですが、これから練習するとなると、それはそれ程簡単なことではないはずです。


自転車の乗れる大人であっても、明日からすぐに一輪車に乗れる人はめったにいません。

私は、一輪車に乗るために、1ヶ月間の猛特訓が必要でした。

子どもなら簡単に乗れる一輪車も、その感覚が身についていない大人には、至難の課題となるはずです。


順序数でしか数をとらえたことのない子どもに、量的な数のとらえを身につけるには、そこを目指した数にかかわる体験を意図的に構成していくことも大切です。

「1・2・3・4・・・」 といつも数えていた子どもに、 「4はどれ?」 と尋ねてみましょう。

最初は、片っ端から 「1・2・3・4・・・」 と数えていた子どもも、何度か学習経験を積んでいるうちに、ある日突然 「4はこれ」 という感覚が身についてきます。

順序数には順序数のよさがあり、集合数には集合数のよさがあるのです。

要は、それぞれのよさを子どもの体感させることができるような学びの場の構成を、意図的・継続的仁実践できる才覚があるかどうかにかかっています。


何で、こんなこともできないのかね~

それは、あなたが、そのために自分が何をすべきか、支援の方略を見いだすことができていないというだけに過ぎません。


「ジャングルジムを手でさわっていいから、一輪車に乗って100周してごらん。 今日は10周できたらシールを貼ろうね。シールが全部たまったら、今より絶対上手になるから」


たとえ一輪車に乗れるようになったとしても、それが出来なかった時の感覚を忘れず、課題分析を基に、何をすれば、どういうステップを段階的構成すればそれが達成できるかを考え、それを具体的に実行でき、成果を上げることができる才覚、

真の実践者となるために、もっともっとそうした力量を身につけていきたい、

志はまた道半ば、

百万の理論ではなく、今目の前の子の実践の中から、私はそのことを目指していきたいと願っているのです。







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