子どもをやる気にさせるほめ方のポイント③ (自己強化へのステップ)

 2008-06-20
「しかる」という負の強化は、即効性があります。でも、身に付いたことにはならないので、子どもが顔色ばかりを見るようになったり、後でドカンと反動があったりすることが多いので、多用するのは、教育的とは言えません。

よいことを教え、できてたきちんと「ほめる」。これが教育の大原則です。

実践場面で、最初厳しい態度で接してモラルを形成し、軌道に乗り始めたら、すかさず、その子の良いところやがんばっている所をほめるようにすると、それは間欠刺激になり、一層子どもの心にはやる気やうれしさがみなぎっていきます。

厳しさと優しさのバランスは、教育のキモだと思いますが、行動分析の観点でみると、間欠強化の比率とタイミングを科学的にスケジュール化しているということも出来ます。

(わかりやすいのが、「パチンコで粘ったあげくに逆転大当たり。その味が忘れられず、何百回と通うギャンブル中毒」です。)

と、ここまでが前回までのおさらい。今日は、「物によるごほうびなくても、自分から進んでできるための工夫について考えてみようと思います。


その1は、ごほうびの質を物質的なものから社会的なものへ段階的に変化させるということです。最初は、その子の大好きなキャラクターでいいと思います。

次に、それに言葉による称揚やほほえみや頭をなぜる抱きしめるなどの人体的な要素も加えていきます。

(ただし、こちらがよかれと思っていても、子どもの喜ばない内容は無意味であったり、逆効果になったりします。)

さらにはそれに、社会的な賞賛(学校の先生にも、おじいちゃんいも、地域の人にも、クラスのみんなからもほめられる)

こんなふうに回転していったら、いつの間にか、きっかけだったキャラクターそのもはどうでもよくなっていきます。(すべての子が、簡単にそうなるとは言えませんが・・)


その2は、ほめるタイミングや指示するタイミングをちょっとずつ延ばす(がまんする)ということです。

この辺は、上級編だと思うので、子どもの空気を読めないレベルでは、実用はむずかしいかもしれません。

でも、ポイントは、言われてしたのではなく、「自分からした・進んでした」という場を意図的に仕組んで、そこですかさずほめるということです。

「言われなくてもできるんだね」「ごほうびなくてもできるんだね」と、自主的・主体的な行動そのものを強化する(ほめる)方法です。

「自分からしたら、こんなにもほめられるんだ」という快感を、子どもに味合わせてあげましょう。


その3は、別な場所で適用(般化)できたら、ほめるという方法です。

家で出来ても、学校で出来ない。その場ではわかっていても、ついついやってしまう。そんなことは、日常山ほどありますよね。

でも、きちんと教え続け、いつもとは別の場面でもできたとき、あるいはできそうになったときに、ちゃんと強化して(ほめて)やると、学習したことが、いろいろな場面で使えるようになっていきます。このレベルになれば、言われてするレベルから、進んでできるレベルへのステップへ移行したとも言えるでしょう。


その4は、向上している自分・成長している自分の姿をとらえさせると言うことです。

心理学の用語では、メタ認知とかセルフモニタリングという用語が使われたりします。

その方法には、がんばり表・写真・成績表・ファイル・ビデオ・作った作品など、その子が一番わかりやすく手応えのあるものが一番だと思います。

私が今、指導しているお子さんの一人は、「先生といっしょに勉強して、ファイルにこんなにいっぱいプリントがたまりました。私は、ときどきこれを見て、よくがんばったなーってうれしくなることがあります。最初の時、先生がくれた「先生の自己紹介」のプリント、何度も何度も見てるよ」と、可愛いこと言ってくれます。

その子にとっても、私にとっても、このファイルはとても大切な宝物です。だれにもらったものではなく、私たち自身の、私たちだけのごほうびになっています。

このファイルは、私たちの成長と向上を映す鏡になっています。

別の誰かにほめられたいということではなくて、私たちの成長と向上は、そのこと自体が手応えであり、はげみであり、ごほうびです。

こうしたものを利用して、子どもが自分自身で、成長していくことができれば、すばらしいことです。


私は、自分の夢や目標を実現していくための大切なステップとして、このブログを書いています。

HIT数が増えたり、コメントやメールをいただくと、本当に嬉しいしはげみになります。(連続強化・即時強化)

HIT数が少なくなったり、ご批判をいただくとへこみみます。ます、そんなときに、「ブログを読んで、元気がでました、ありがとうございました」という書き込みがあると、涙が出るほど感激します。 よし、どんなに苦しくても、夢がかなうそのときまでブログは続けよう、と決心を新たにします。(間欠強化)

そして、時々、このブログを始めたばかりの記事を読んでみます。

ずいぶん変わったなと思うと同時に、自分の歩みがとてもいとおしく思えるときがあります。自分をほめたいような瞬間です。(自己強化)

やる気、という切り口で自分のブログを振り返ると、このような感じになるのでしょうか?

子どもをやる気にさせるほめ方のポイントシリーズは、これで終了です。少しでもお子さんの「学び」や「成長」の参考にしていただければ、ますます私はやる気になっていきます。(笑)



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コメント
いつも、とても参考にさせていただいています。
私の薄っぺらいコメントを書くのがはばかられて
いつも読み逃げばかりなんですが・・・
読むたびに、心にゆっくりしみていくように思っています。
応援ポチ、もちろん、してます♪


【2008/06/20 10:14】 | yuyu #0ecWsDRU | [edit]
yuyuさん、ようこそいらっしゃいました。

「とても参考にしている・・」

「読む度に心にしみる・・」

ありがたいお言葉、本当に嬉しいです。

応援ポチこそ、ブローガーにとっての即時強化!

元気の源です。

これからも、少しでも、お子さんの育ちに精一杯向き合っていらっしゃるお母さん方に元気や勇気や解決のヒントが提供できるよう努めていきたいと思います。

コメント、ちっとも薄っぺらくありませんよ。これを機会に、「フルタイムママ~」のブログにも、おじゃまさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。
【2008/06/20 11:50】 | SHINOBU #- | [edit]












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