数感覚を培う

 2014-07-22
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もしも上の画像をご覧になった皆さんに、「コップの数はいくつでしょう」 と尋ねたら、即座に 「10」 という答えが返ってくるでしょう。

多くの方は、「左側が2と3で5、右側が3と2で5、つまり5と5を合わせて10」

というような認知を、言語化するかどうかは別として、瞬時にされている場合が多いと思います。


これをダウン症の幼児にさせたら、おそらくは左から順に1・2・3・4・・・・ と数えて10と答える子が、圧倒的に多いのではないかと思います。

言語に置き換えた順序数と、1対1対応して数をとらえることが得意な子が多いからです。


これはこれで、ステキなことなのですが、これが例えば 「47」 という数であっても、1から順に数えたがります。

「47」 ならまだしも、 「5952」 になると、どうしてもこうした数のとらえでは対応できなくなってしまいます。


つまり、「1・2・3・・」 と順序数でとらえるだけでなく、「2と3で5」 「3と2で5」 「5と5で10」 と、数をかたまりでとらえ、それを量として合成したり、分解したりする見方やとらえ方をできるようにさせる、

つまり、数の量的な感覚を育てていく必要があるのです。


その感覚があってこそ、10の束、つまり位取り記数法の概念にも手が届くようになります。

「15」 と 「13」 が量的にイメージできれば、指なんか使わなくたって、「15」 と 「13」 のイメージを重ね合わせて「ちがいは2」 とすぐに分かる子になっていくのです。

私は、こうした数の扉を、一人でも多くの子に開いてやりたいと願っているのです。


九九も、筆算も、とても大切な教材であると思っています。

でも、それは数感覚を育てるための、大切な題材であって、私の目標そのものは、いつも  「豊かな数感覚を育てる」 というところにおいているのです。


だからこそ、ステキな教材にたっぷり出会ってほしいと願っているのです。

その子の歩幅で、二人三脚で歩む数の旅路、

この子がフォークを見て、「3が3つで9」 と分かる日は、一体いつになるのでしょう、

私は、その日が来るのが、今から楽しみでなりません。

子どもと歩む日々のレッスンそのものが、私にとっては、何よりの宝ものと信じているのです。






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コメント
こんにちは!

ブログの更新をいつも楽しみにしています。

数の量的感覚を身につけさせるために有効なこととは、
たとえばどんなことでしょうか?

どんな遊びがいいですか?
【2014/07/22 20:31】 | 迷子 #8FFfDxGk | [edit]
すごろくでも、買い物ごっこでも、とにかくねらいを明確にして、長い期間楽しんで継続できることが大切、

ねらいをもった遊びが継続できるには、深いくて強い信念と、技術が必要です。



【2014/07/22 22:53】 | SHINOBU #- | [edit]
お返事ありがとうございます。

数量の指導のカテゴリーにあるブログを改めて読ませていただきました。

私にはお買いものごっこはできても、ねらいを定めることは難しそうです……。

まずはリンゴ1個につき10円玉が1枚出せればいいのでしょうか?

自信が持てないので、電話相談も検討しています。



【2014/07/23 09:52】 | 迷子 #- | [edit]












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