数値化できないところに宿る真実

 2014-06-06
プロ野球の若手選手が、何としても今シーズンは20本以上のホームランを打ちたいと、目標を定めました。

キャンプから、自分のどこをどう修正し、鍛え直したら、20本以上のホームランが打てるようになるのかを考え、プログラムを定め、実行してきました。

ホームラン20本という具体目標に向かって練習を重ねることによって、この選手は、ホームランだけでなく、野球人として必要な様々な資質を向上させていきました。


そのシーズンのホームラン数は、目標にわずか届かない17本でした。

昨シーズンのホームラン数は11本でしたから、前年比150%以上の成果をおさめたことになります。


しかし、この結果が、彼の野球人生を飛躍的に向上させる結果となりました。

自身の努力が足りない、

しかし、努力をさえれば、必ず目標は達成できる、

具体的になすべきことが、目の前に見える、

その手応えをつかんだ彼は、シーズンが終わったその日から、自分のすべての時間を練習に費やし、後にプロ野球界を代表するスラッガーに成長したのです。


今回のケースでは、17本という足らずの数字こそが、彼の野球人生を変える大切なものになっていました。

私は、発達検査などの数値は、かくのようにとらえるべきだと、常日頃から考えています。


数値は、絶対的なものでもなければ、何かを決定づけるものではありません。

量的なデータを、日常の質的なデータと重ね合わせて見ながら、課題点を明確にした上で、目指すべき方向と努力すべき方法をセットでそのことをとらえる、

数値は、何かに生かすツールであって、それをもってパフォーマンスを下げるようなデータは、資料の一つとして、大切にタンスの中にしまっておけばいい、


物事には、数値化したほうがよいものと、絶対に数値化できないものとがあるのです。

どちらが大切かということではなく、どちらも大切なのだと、私は思っているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-06-07)






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コメント
SINOBU 先生!そうです! ありがとうございます。発達検査に支援を感じている児童、親御さんもおられるでしょう。けれど その数値や 年齢に対して『遅れてますね』・・に傷つき 自信を無くしている子ども達や 親としての到らなさかとご自身を責めている親御さんもいます。

 『大切にタンスの中にしまっておけばいい』という表現も SINOBU先生らしい温かさとユーモアと 核心をついたもので 笑いながら嬉しく感じました。ありがとうございました。
【2014/06/06 12:17】 | 赤根 修 #- | [edit]












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