親のセルフエスティーム(自尊感情)が 子どもに伝わるとき (「学び」と「育ち」を支える大切な要素)
2008-06-14
今朝の事ですが、浪速の女芸人として一世を風靡したミヤコ蝶々さんの在りし日のインタビューが放映されていました。何気なくそれを見ていました。
彼女は、お父さんが駆け落ちした芸者さんを継母として、東京から関西に移り、幼少から旅芸人としての人生を歩み始めたようです。
この継母がたいへん厳しい人だったようで、ことある度に、三味線のばちで子どもをたたき、継子いじめ(今では児童虐待?)と周囲から、何度も言われていたようです。
それは、きびしい修行だったようです。
でも、蝶々さんは、ちっともぐれたり横道にそれたりは、しなかったというのです。
「継母が、ばちで私をたたく時、継母は、いつも目に涙を浮かべていた。子どもというのは、そういう気持ちは、ものすごく敏感に感じるもので、だから私は、一度として恨んだり、ぐれたりすることはなかった・・」
古い映像の一コマでしたが、見ている私の胸にも、熱い物がこみ上げてきました。
前にもお伝えしたことですが、発達の課題のあるお子さんをお育てになったベテランのお母さん方は、多くの方が明るく、そして輝いていらっしゃいます。
きっとそれは、何度も自分を責め、苦しんだ中から、遠くに見えるかすかな光を見つけ、懸命に歩まれてきたからなのでしょう。
母が揺れたら、子どもはもっと揺れます。
学校の先生も、専門機関の先生も、かかわるのはほんのわずかな期間だけです。3年もすれば、担当は、当たり前のように変わっていきます。そして、次の先生は、同じように見えても、言ってることは微妙に違います。この微妙な違いの中に、実は根本的な理念の違いが反映されているのです。
だったら誰を信じたらいいのか?
それは、苦しいけど、自分自身以外にはありえません。
だから私は、直接の子どもの指導も大切だけど、そのご家庭、とりわけお母さんに、それを乗りこえる力をつけていただくことが重要だと考えています。
お母さんの幸せなくして、お子さんの幸せはありません。
そして、幸せというものはある「状態」をさす物ではなく、心のありようをさす言葉です。
例えはよくありませんが、高級クラブで十万円使うより、我が家の娘に発泡酒ついでもらう方が幸せに感じる場合があります。(その逆も、あるかも知れません=笑)
要は、状態ではなく、感じ方、あるいは価値観の問題です。もののねうちの感覚です。
つまり精神性の高さが、幸せにつながり、自分が好きになれる(自尊感情の高い)状態になれるのです。
そのためには、とうするか?
それには、まず強い意志・決心・覚悟、それから研鑽と努力、そして支える家族・仲間・指導者ということになるでしょうか?
そりゃ、へこむことの方が多いかも知れませんし、簡単なことじゃないかも知れません。
でも、やったことは、やっただけは、ダイレクトに子どもに響きますよ。
蝶々さんじゃないけど、言葉で表現できにくかったり、評価の尺度とか手応えとかがなくて、苦しい時があるかもしれないけど、実は、お子さんはそのことを感じ取っていますよ。
だって、小さいときに、お母さんに見捨てられることは、自分の命を見捨てられることですから、嗅覚は敏感です。すべての意識は、そのことに集中しています。
それだけ、お母さんという存在は、他では替えることのできない大切な存在です。
(私は、もうすぐ50歳になりますが、5歳で母と生き別れたこと、まだ引きずってますよ。恥ずかしながら・・ そんなものです。)
もしお子さんの発達に課題があったら、なおさらです。
これだけ、ダイレクトに響くのなら、お母さん、へこんでばかりじゃだめですよ。
(時には仕方がありませんが・・)
お母さんが幸せ感オーラを出せば、子どもは安定します。可能性もうんと膨らみます。
もしかしたら、幸せというのは、向こうから勝手にやってくるものではなくて、自分で、自分の心をコーディネートしていくものなのかも知れませんね。
↑どうかランキングも見てやってください。はげみになりますので,ご協力よろしくお願いします。


![自閉症教育の実践研究 2008年 05月号 [雑誌]](http://images.amazon.com/images/P/B0017LIL8O.09.MZZZZZZZ.jpg)









