こんなにも楽しい 個に寄り添う学び

 2014-03-25
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子どもは、集団で伸びるもの

集団の中に居場所のない教育などありえない

このブログを始めて以来、一貫してお伝えしてきた私の大切なメッセージの一つです


しかし、ただ場所を同じくするだけで、ノーケアで集団に投げ入れておれば、それで育つというものでもありません。

「すべての子どもに集団での学びと、特性に応じた適切な個別指導の場を」

そのことを具体的な実践を通してお伝えすることこそが、6年間・1000本以上の記事を通して私が行ってきたことであるのです。


教員時代、やりたくてもやれなかった個別指導、

私は20年以上の教員生活のツケを、これから生涯をかけて償っていくつもりです。



今度6年生になるある男の子、

支援学級に在籍しています。


今、私はこの子の特別な才能に注目しています。

それは、ものの形をとらえたり、そうしたことを表現する巧緻性にとても優れているという点です。


週に一度通ってくれていますが、今では毎回の中心教材を「図形」の領域にどかんと置いた構成にしています。

文科省指導書の解説編によると、「図形」領域のポイントとして、


「図形の意味と性質について理解すること,図形についての感覚を豊かにすること,図形の見方を生活や学習に活用できるようにすることを重視する。例えば,低学年から高学年にわたって,様々な図形をかいたり,作ったり,敷き詰めた形や大きさを比べたりする内容を指導するとともに,平面図形と立体図形の両者をバランスよく指導する。また,高学年では図形の合同や拡大図・縮図などの内容を指導する」


とあります。


そうそう、こうした感覚を育てていくために、実際に図形を通した体験的・作業的な算数的な活動を日々積み上げていかなくて、いったいどうやって育てていくことができるのでしょう。


もちろん、苦手な言語の指導をあきらめてしまっているわけではありません、

しかしながら、この先この子が、アイデンティティを確立し、このことを通して自己実現していくためには、自分の最も得意なこと、モチベーションの上がる内容をもってして、社会に貢献していくに違いないのです、

ならば今、青年期の入口へと差し掛かろうとしているこの子に、支援者としての私がしてやれることは何か、

答は自ずから決まってくるというものです。


この日、折り紙を半分の折り、二等辺三角形を作成した彼は、切り取られた折り紙の方に着目して、

「ズボンができた〜」

と、お気に入りの表情を私に見せました。


いやいや、注目してほしいのは、そっちじゃなくって、切り取った二等辺三角形の方なんだけど〜と思いながら、切り取った三角形や、描かれた図形をみると、しっかりした直線で、完成度はとても高い。

きっと、この部分に関してみれば、私が小学校の頃のものと比べて、格段に精度が高いわけです。


ここでの算数学習では、算数科の4領域を平均的に網羅するのではなく、この子の場合には、図形領域に特化して、この子の内発性や学びのストーリーを見つめながら、1年生から6年生までの内容を、大胆に組み替えた学習計画を構成していくことになります。


この子にしてやれるのは、週に1回、わずか数十分の時間にしか過ぎません、

だからこそ、せめて与えられたその時間は、この子のためだけに、私のできることを精一杯取り組んでみたい、


この子の支援学級の先生は、以前の私の同僚で、愛情豊かで、すばらしい実践を積み上げておられる先生です

集団の学びがあってこそ初めて生きる個別指導、

私のめざす一つの形は、こんなところにもあるのです。








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