九九の学習から見える 継次処理優位の子への支援のポイント

 2014-03-07
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ある女の子と、九九の学習をしていたときの出来事です。

4の段の九九を唱えさせると、「しいちがし」 「しにがはち」 とすらすらと答えることができます。


ところが、いざプリントとなって回答を見ると、「4×7=49」となっています。

どうしてこんなエラーが起こるのでしょう?


この子は、聴覚性の言語で、「しいち」から順に唱えさせると、エラーはほとんど見られません。

ですが、文字(視覚性の言語)を認知する力は、聴覚性のものと比べると、かなりの乖離が見られます。

「4×7」という文字を見て、それを「ししち」と内言語化するプロセスの中で、「しちしち」というエラーが起こり、答えが49となってしまったわけです。


こんな子の九九の指導で「4×7」という場面でエラーが起こったら、私なら、「しご?」{しろく?」と聴覚性の言語で補助発問をします。

そうすれば、この子の場合は、ほぼまちがいなく「ししちにじゅうはち」と修正することができます。


こうした支援を入れながら、段階的にそれをフェードアウトし、徐々にその力をつけていくやり方が、今私がこの子にしてやれることだと考えながら、毎回のレッスンの数分間は継続的に九九学習を取り入れることにしてます。


いつかはできる、

かならずできる、

そこへ向かって歩む学びの道のりに、早いも遅いも関係ない

そこへ向かって進んでいく方向感こそが、子どもの内発性を支えていくのです。


これがすべてではないけれど、こういう子どもの育てもあるということを知っておくことで、それぞれがなすべき役割も明確になっていきます。

私の支えは、豊かな学校教育の学びがあってこそ、初めて生きるものなのです。





この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2014-03-09)






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