子どもの問題行動を 軽減させるテクニック (他行動 分化強化)
2008-06-12
発達の課題のあるお子さんが、集団生活をおくる場合に、さまざまなトラブルや問題が生じることがあります。起こった行動には、さまざまな原因・理由・経過・背景などがあり、私は、問題行動が起こらなければそれでいいと言うことではなくて、起こった行動をもとに、どう子どもを育て、どう支援していくか?その営みこそが、重要であると考えています。
私が今、個別の問題に対応していくときは、応用行動分析の考えに基づいた手法を、自分なりにアレンジして使います。言わば、SHINOBU流の、ブロークン(でたらめ?)応用行動分析です。
その手法の一つが、他行動分化強化(=DRO)のアレンジです。
ものすごい先端的な方法のようですが、聞いてみれば、単純な原理です。
つまり、問題行動を叱るのではなく、問題行動をしていない行動をほめる、ということです。言わば、逆転の発想です。
「今日登校班で、みんなといっしょに並んで行けたんだって、すごいね、さすがだね!」
「今日は、教科書、投げたり破いたりしなかったの?いやな気持ちになっても、がまんできるようになってきたんだね。さすが1年生だね。○○先生も、きっと喜んでくれたよ。」
「今日一度もけんかしなかったの? だんだん おりこうになるんだね。 どんどんかしこくなるから、これからが楽しみだよ」
※ 正直に懺悔しますが、以前私が小学校の学級担任だったときは、身も蓋もないような叱り方をして、多くの子どもの心を傷つけていたことがあったと思います。今では改心して、このように罪滅ぼしをしていますので、教え子の皆さん、どうぞお許しください (笑)
発達課題のあるお子さんの場合は、ごほうびに分割強化子を与えるとさらに有効な倍場合も多いようです。
例えば、その子の大好きなパトカーの写真を9等分して、がんばった日に一つずつご褒美として与え、9個そろえば完成(=めちゃくちゃほめる)となり、次は消防車、という方法です。
何かのCMではありませんが、物でつるではなくて、物に心を込めて、きちんと表現するということです。
私の結婚式(今から20年ほど前)で、神父様(教え子のお父さんでした)は、私に次のようなお言葉を与えてくださいました。
「愛は、心に抱いているだけではいけません。表現し・相手の心に伝える努力が必要なのです・・・」
発達の課題のあるお子さんの場合、伝えるにはちょっとした工夫が大切です。
コミュニケーションの方法が苦手であっても、人間そのものは大好き。仲良くなりたいという気持ちがわかってくれないから、逆に暴れる子だっているのです。
言葉で表現するのが苦手な子の場合、その強烈な行動自体が、そういったメッセージであるとこともよくあることです。
子どものことを、もっと好きになる工夫というのは、あると思います。でも、それには努力も勉強も覚悟も研鑽も必要です。
ですが、やれば必ずできます。
自然に、好き・好きオーラが出るようになれば、物事うまく行ってる兆候です。
ぼくは今、今の自分が幸せなのは、今かかわりをもたせていただいているお子さんのおかげだと、心の底から思っています。だからきっと、好き・好きオーラ出てると思います。
なので、時にはいっぱい食わされるときもありますが、基本的には指示や要求をきちんと受け入れてくれますし、指導場面で困ることはあまりありません。
コミニュケーションには、指導者とのエンパシー(共感性)やラポール(信頼感)は不可欠です。そうした意味でも、DROは有効だと考えます。
今後は、私のいない場面で、いろいろな事を どれだけコントロールできるか?その方法を考えなくてはなりません。
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