子どもの決心

 2014-01-13
つよし君は、小学校1年生の時から、私の教室に通ってくれています。

小学校では、ずっと支援級で勉強してきました。


つよし君も、6年生になりました。

そのつよし君が、昨年末に「ぼくは、中学生になったら普通級に入る」と言い始めました。


これまでの小学校生活の場面で、交流級の教室に入れなかったり、特別な思いがこみ上げてきて活動に参加出来にくい場面が幾度となくありました。

お父さんも含め、中学校も支援級スタートの準備を進めていましたから、この発言にはどうしても慎重にならざるを得ませんでした。


年末に、お父さんもからメールをいただきました。

先生方が心配してくださること、私自身が不安に思うことがないわけではありませんが、この子の決心を、親として支え信じてやりたいと思います、

そこには、そのような内容の文字が綴られていました。


昨日、つよし君が私の教室にやって来てくれました。

これまでは、とにかく行き届いた支援を行うことに心がけ、達成感をもたすこと、自信をつけることを大切にしたレッスンを積み重ねてきました。


しかし、この日は、何だかこれまでとはオーラが違う、

そう感じた私は、あえて支援をフェードアウトして、トライアンドエラーの形に切り替えて様子を見てみました、


3学期からは、全部6Dで授業を受けている、

朝の会も給食も全部?

うん、

それ以上、何も言葉は必要ではありませんでした。


小学校を卒業したら、SHINOBU先生の教室も卒業する、

それは、ずっと前から決めていた私たちの約束でした。

この子は、その約束を、こんな形で答を返してくれたのです。


この子とは6年間、ずっと教科学習を通して向き合ってきました。

父から託されたこの子の行動面の課題は、教科学習を支えることなくして、きっと改善することはあり得ない、

その教科学習を通して、私が、この子に伝え続けたメッセージが、今ここに、こんな形で花を咲かせてきたのです。


私とこの子とのレッスンは、卒業まであと5回、

その最後の1回ですら、特別なことはなく、何事もなく終わっていく、

だからこそ繋がる生涯の絆、


君とのレッスンは、まちがいなく私の永久欠番、

私の支援の究極の大目標である「肯定的な自己理解の力」

そのことを、自らの育ちによってはっきりと形に示してくれました。


きっと、これから幾多の課題が君の前に降り注いでいくことでしょう、

しかし、君のその決心が揺るぎないものに育っていることを、そのまなざしから、誰よりもしっかりと受け止めているのは、私と君のお父さんなのです。


私の心から生涯、あなたの存在が遠ざかることはありません、

ご卒業、おめでとう

あなたの成長こそが、私の何よりの誇りなのです。







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Author:SHINOBU
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