理解言語と文字言語との接点

 2013-12-17
先日のレッスンのことです。

ある女の子が、次のような読み違えをしました。


○ 「年越しそば」 → × 「今年そば」
○ 「家族」 → × 「家庭科」


この子の読みは、逐次読みではなくスラスラ読みですが、よくよく聞いているとこうしたエラーが時々見受けられます。

一文字一文字を、精査に音声化しようとしているのではなく、かたまりをみて「あ」を見たら「ありがとう」、「す」と見たら「すみません」と、理解言語から単語を引っ張り出して読んでいるのです。


この日、この子が漢字練習をしているときに、以下のようなミスもありました。

「暖」という文字を書く際に、「日」(ひへん)が、「月」(つきへん)になっているのです。

つまり、文字を書くときにも、微細な形を見ているのではなく、アバウトに「これはつきへん」と認知して、それを書字化するという処理をおこなっているのです。

もしも、継次処理優位傾向の子どもが、こういうメカニズムで、認知から書字までの処理を行っているのだとしたら、どこにどんな支援を入れて、どこを達成させて、何を磨き上げていくか、レッスンの方略も明確になっていきます。


こうした処理は、子どもによって違うし、題材によっても違うし、その育ちの過程の中でも様々に変化していきます。

そのプロセスが明確に見てとれると、教材の意義も、支援の内容も、育ちの中身も、より充実していくというものです。


この女の子は、来春には中学生になり、新しい学びのステージに立つことになります。

だからこそ、私は、今共有しているこの学びのフィールドがら目を離すことなく、フレームをきっちりキープしていこうと考えています。

フレームが同じだからこそ、内容を充実させたり、発展させたりすることに力が注げるわけです。


それが、支援者としての、私のなすべき道、

この子と進んでいく言語の道には、いったいどんな花が咲いていくのでしょうか?

そのことが、私には、何よりの楽しみとなっているのです。





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Author:SHINOBU
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