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すきまで苦しむ子ども

 2008-02-18
今までいろいろなタイプのお子さんや保護者の方とかかわりをもってきましたが,自分の子にぴったりの教育環境ってなかなか見つからないものです。

当人にとってはとても大切な事柄でも,案外まわりの人から見るととるに足らないことと見えたり,優先順位が下の方だったりして,すきまで何もしてもらえない子どもをいっぱい見てきました。

教育委員会の直属の教育相談室で,「そんな希望が通るなら,だれでもする」と冷たくあしらわれた体験を,決して忘れることはできません。

「通常学級に在籍して,個別に支援を受けたい」と多くの保護者の方が希望されました。それが,いわゆる教育的ニーズのはずです。特別支援教育は,「場による教育から,ニーズによる教育の転換」と言われますが,残念ながら,現時点ではとてもニーズを満たすものになってはいません。学校現場では,そう簡単に一人一人の保護者ニーズを実現できる環境ではありません。

だったらどうする?それは, 「できる限りのものを,作っていく」 これしかありません。それは大変だし,皮肉も言われるでしょうし,失敗もあるでしょう。

でも,子どものためにと,懸命に力を尽くしている保護者の方に,これまでたくさん出会ってきました。みなさん,どん底から這い上がってこられた方ばかりなので,本当に芯の通った,凛とした覚悟をもって取り組んでおられました。

そのこと自体が,何よりも価値のあることで,尊いことだと考えています。

この10年で,教育をとりまく環境も大きく変わってきました。これまでの方の御苦労もあって,すべての子どもが,行き届いた教育を行う大切さが注目されてきました。でも,このことに現在既製品はありません。すべては,オーダーメードです。

ほんのちょっとのつまづきも,決してあきらめず,前向きに取り組んでいくことが,今あるべき姿なんだと思っています。




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