継次処理タイプの子の書字エラーとその対応

 2013-08-08
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上の画像は、先日のレッスンで、ある女の子に見られた実際のエラーです。

Aは、「品」という感じですが、「口」が一つ多くなっています。

Bは、「配」という字のつくりの部分が、「弓」なってしまっています。

Cは、「非」という文字の棒が1本多く、はらいの部分も正しく認知できていません。


これらは、継次処理優位タイプのお子さんに見られる典型的なエラーだと思っています・

この子の場合は、漢字を見て、個々のパーツをあまり形として認知しない処理様式です。

例えば、「配」 の 「己」 の部分を見て、「弓」という言葉に置き換えて処理しているわけです。

だから、作品の 「口」 が4個になったり、「非」 の横棒が4本になったりします。


逆に同時処理タイプの子の漢字の処理も、また独特です。

継次処理タイプの子には、書き順重視の傾向が見られますが、同時処理タイプの子は、まるでスケッチをしているかのように、漢字を書いていきます。

スケッチの時には、幹から描く人もいれば、枝から描く人もいるでしょう。

それと同じように、同時処理タイプの子の中には、漢字を下から書いていく子もいますが、そういう子には、今回のABCのようなタイプのエラーは見られません。

つまり、同じ漢字の書字といっても、処理様式が全く異なっているのです。


作品の「品」という字を確かめてみようか?

「口」という字が、何個あるかな?

そう、3個だね、じゃあどこを直せばいいの?


「弓」という字と、「己」という字を書いてみたよ、

さあ、どこが違うかわかるかな?

そう、その通り、

じゃあ、「配る」という字は、どう直したらいいのかな?

私は、そんなふうな補助発問をして、子どもにエラーをとらえさせていきました。


同じ書字のエラーといっても、そのメカニズムが明確になれば、打つ手も自ずから変わってきます。

こういうアシストが、ぴたっと決まるときにこそ、個物指導の醍醐味を感じることができます。


その子の特性を理解しながら、様々な方法で、問題解決の力を段階的に育てていくこと、

その手順も、教材も、アプローチーも、多種多様です。


だからこそ私は、ご縁があって出会った子どもたちの、1回1回のレッスンに、いつも全力投球で取り組める自分であり続けたいと願っているのです。







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