子どもの肯定感を高める非言語のアプローチ

 2013-07-30
長年臨床実践にたずさわっていると、いろいろなことが見えてくることがあります。

同じような内容の指導をしていても、ある指導員が言うことには素直に従う子が、別の指導員がいうことには全く従わない場合があります。


子どもの育ての視点から見れば、どのような指導員の指示にも、まずは素直に従う子どもであってほしいと思います。

逆に、指導員の力量という面から見ると、私には、その指導員に何が足らないかがはっきりとわかります。

それは、その子をどんなふうに育てて行きたいかという、教育者の信念やビジョンや技術が、子どもの心に響くレベルまでに至っていないということです。

特に、表出言語の少ない子は、感性でそこを見抜きますから、安物の理屈を並び立てても、ちっとも動こうとはしないはずです。


例えば、何か不適応な行動や、注目獲得のためのお試し行動をとったとします。

ここでちゃんと叱れない指導員は、もうそれで落第です。


望ましくない行動を見過ごすのは、その子の育ちを真剣に考えてない証拠です。

その1秒のためらいで、子どもに、その部分を敏感にキャッチされてしまいます。


もちろん、子どもを頭ごなしに叱りつけるのではなく、まずは、その気持ちを受け止め、行動の背景を理解してやります。

その上で、

「先生は、どうしても、あなたにいい子になってほいしの」 

「どうしてかというと、先生は、あなたのこと、大好きだから」

と、伝えるのです。


その伝え方や、内容や、方法は、その先生のお人柄やタイミングにお任せします。

このライブ感や、間の取り方一つに、指導者としての力量が見てとれます。


夏休みということで、発達支援センターのグループレッスンは、連日、定員を超えるご利用をいただいています。

「ここに来ると、子どもの表情が変わる」

「この明るく楽しいムードは、いったいどこから来るのでしょうか?」

お母さん方は、驚かれるように口々に、そうお伝えくださいます。


「○○ちゃん、こっちでいっしょにあそぼう」

昨日、あるお姉さん役の女の子が、低学年の子をそう遊びにさそっていました。


この低学年の女の子は、就学前には、入り口で固まって、何かにしがみつくように抵抗感をしましていたものでした。

この青空にぬけるような、輝く笑顔は、一体誰にプレゼントしてもらったものなのでしょうか?

みんなから受け入れられているという思いが、この子の心に、ゆるぎない自己肯定の気持ちを育てていきました。


子どもの幸せを、芯から願う気持ち、

そうした何よりも尊い仕事にたずさわることのできる喜びと使命感、そしてその手応え、

こうした職員のあたたかいまなざしこそが、子どもの心にしみわたっていくに違いありません。


こうした職員が、それぞれのリーダーとして、さらに後進を育てていくことのできる環境を作っていくことも、私の大切な使命の一つになってきました。





にほんブログ村 教育ブログ 特別支援教育へ

↑ 大切さを全国に伝えたい! 応援の1クリックを よろしくお願いします。 
コメント












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobu1.blog117.fc2.com/tb.php/1439-be28ff54
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
Author:SHINOBU
新大阪教室

bnr_personal-osaka.jpg

今までにご覧いただいた方
 

百万アクセスまでがんばりたい

カテゴリ
最近の記事
月別アーカイブ