ほんまもんの気持ち

 2013-06-13
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今から数年前、大阪の、5歳のダウン症の女の子のお母さんからメールをいただきました。

「大阪から、岡山へレッスンを受けに来たい」 というお問い合わせのメールでした。


当時、私の教室は、まだ数人の子どもを教えているだけの、ほんの小さな教室でしたから、県外から来ていただくなんて思いも寄らぬこと、

「きっと、お近くにお子様にぴったりの場所があるはずです」 

と、ていねいにお断りをさせていただいたことが、今でも記憶に残っています。


その後、半年くらい経って、

「いろいろ近くの機関もあたってみましたが、やっぱり、先生の所で勉強をさせたい」

と、いうメールが再び届いたのです。


これには、私の方がまいってしましました。

こうしたご縁がきっかけで、その後数年にわたり、今でも大阪でのレッスンが継続しているのです。


この女の子は、今4年生になっています。

今週、支援会議が開かれるというので、簡単な資料を送らせていただきました。

すると、以下のような内容のメールが送られてきました。




お忙しい中、素晴らしい支援ファイルをおつくりいただき本当にありがとうございます。
先生が娘をこのような強い思いでご指導いただいていることを改めて知り、胸がいっぱいです。本当にありがとうございます。

私も久しぶりに娘の支援ファイルを作り直しています。
娘が豊かな人生を送るためにという親の思いに変わりはありませんが、この4年で変わったのは、娘の周りで支援してくださる素晴らしい先生方が増えていったことです。
心穏やかに毎日を過ごせていることに心から感謝いたします。

添付したのは、先日の漢字テストです。
今まで漢字テストはいつも問題文をそのままひらがなで写していました。
私も先生方も「みんなと同じテストは無理だろう」と思ってひらがなでokとしていました。
でも最近の娘の様子を見て娘にもできるかもと思い、「書けるなら漢字で書いていいんだよ」と言って毎日5分間だけ一緒に漢字の練習をしました。

そして初めて受けたテストです。
正解は5問ですが、すべて何とかそれなりに書こうとしているのがうかがえます。
私にとっては満点です。
とても嬉しかったので先生にもお見せしたくて。

今後ともよろしくお願いいたします。
また支援会議の様子などお知らせさせていただきます。




うれしくて、うれしくて、泣きたいのは私の方です。

しかし、ここまで来る道が、決して平坦でなかったことを、誰よりも知っているのも私です。


「私が付いていながら申し訳ありません、世の中に神様っていないものですかね」

駅に向かう車の中で、支援者の私が、そうごぼした日もありました。


ご両親と3人で、夜遅くまで、飲食店にこもって作戦会議をさせていただいたこともありました。

お昼ご飯をご自宅でいただいた後に、一緒に小学校にお伺いさせていただいたりしたこともありました。

およそ、普通じゃ考えられないことを、何も考えずに、ご両親と一緒に取り組んだ日々でありました。


「通常学級で学ばせたい」

このご両親の深い決心こそ、まちがいなくほんまもんです。

そうでなければ、決して私はここまで寄り添うことはできませんでした。


バトンや一輪車が大好きで、人をいっぺんに引きつける弾むような笑顔、

毎日、みんなと勉強することが、楽しくてたまらない、

学校の教育環境は、2年生の頃から、劇的に充実されていきました。


何がこの子の可能性の道を拓き、

何がこの子に奇跡を巻き起こし、

何がこの子の笑顔を支え続けて来たか?


私は、その真実を、ご両親のそのまなざしから、いつも感じ取っているのです





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