支援者だからこそ見える 子どもの成長

 2013-06-06
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就学前にここに来始めた女の子が、もう5年生になりました。

初めてここに来た時、その女の子は、机の上によじ登ったり、ねそべったり、強烈な自己主張を始めました。

「検査に行ったときもこうでした。おかげで測定不能、最重度の判定をいただきました」

お母さんは、苦笑しながら、私にそうお伝えくださいました。


あれから5年、月2回のペースで、お母さんはずっとこの子を私の教室に連れてきてくださいました。

その子が、ここに来て、急に目をみはるような成長を見せてくれ始めました。

これまでは、かまきりの絵を示して「これ何?」と尋ねても、私が、「かまきり」というのをリピートするのが精一杯という感じでした。


ところが、今月になって、すべてというわけではありませんが、50%~60%以上の確率で、自分で「かまきり」だとか、「ほたる」だとか、正しく答えられるようになっていたのです。


先月までは、決してこうではなかったはず、

一体、何がどうなってしまったのでしょう。


先月まで、言語表出が全くなかった子が、今月になって突然しゃべり出す、

先月まで、何を言ってるのか分かりにくかった子の言語が、とても明瞭に話せ始めた、

私はこれまで、そうした数多くの事例に出会ってきました。


ここでは、学校教育のように、1年で1000時間以上の授業を構成することはとてもできません。

学校に成り代わる存在として、お子様の学びを保障することなど、到底不可能です


ですが、私のような支援者が、現実に5年にも渡って、ずっとお子様の学びや育ちに寄り添って歩むことはできます。


土を耕し、肥料をまき、やがて来る芽生えの瞬間のを大切さを、しっかりととらえきれる存在、

わずか1年のかかわりでは見えない、大切な子どもの育ちがそこにあるのです。


この日、この子は、私がクレヨンでかいたイラストを、抱きかかえるようにして教室を後にしました。

そう言えば、前回は、行動のコントロールがうまくいかず、ずいぶん厳しくこの子に注意をしたはずです、

ご家庭でも、しっかりと言い聞かせてくださり、この日のレッスンを迎えてくださったようです。


この日が来るのを信じて、ずっと学習を積み上げてきて本当によかった、

「子どもの可能性を信じること すべての教育はここからスタートします」

うちのパンフレットの冒頭に、私はそんな言葉を記しました。


あの日、机の上に寝っ転がった姿を、私は決して忘れることがありません、

そしてこの日、次々と物の名前を言い当てるこの子の成長も、忘れることはできません、


今度は、いったいどんな一歩を踏み出してくれるのでしょうか?

私たちの学びの歩みは、これからもずっと続いていくのです。





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Author:SHINOBU
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