何を目指して支援を続けるのか?

 2013-04-28
昨日、広島から中2の男の子がレッスンに来てくれました。

この3月まで、毎週木曜日に来てくれていた子です。

小学校5年生の時からサポートをさせていただいています。


この春、お父さんの転勤で、広島の学校に転校することとなりました。

普通なら、ここでサポートは一つの区切りとなったはずです。


ところが、本人の強い希望で、毎月1回となってはしまいますが、広島から岡山まで通ってくれることになっのです。


1ヶ月ぶりに私のところに現れたその子は、また一つ身長が高くなったように感じられました。

所作も、礼儀作法も、表情も、以前とは違ってうんとたくましくもさわやかな感じになってきました。

支援者冥利に尽きる、すばらしい再会の時間を共有することができました。


成績アップを目指して、厳しく指導した夏休みもありました。

生活態度や、友人関係でひどく苦しんだ時期もありました。

そしてこの子が、明らかに変わったあの日の事を、私は今でも忘れることができません。

それはちょうど、少年だった彼が、青年への一歩を、力強く踏み出していった一歩であるに違いありません。


以後、彼と支援者としての私のポジションにぶれは生じませんでした。

少しずつ成績も向上し、前へ前へと進んでいく彼の歩幅を、私はその都度たのもしくも笑顔で見つめ、支えていく時間を積み重ねていくようになりました。

一時期、毎日のようにあった友人とのトラブルも、今ではそれを聞く機会もほとんどなくなっていきました。


何年か前に、この子のお父さんが大きな交通事故にあわれるという信じられないような出来事がありました。


「あのお父さんの事故を、決して無駄なものにはしたくない。あの事があったからこそ、ここまでこれたというようにしていきたい。」


その子は、そうとまで、私に言い切りました。

ここまでの彼の育ちは、決して平坦なものではありませんでしたが、そこには、希望に向かって遠くを見つめる、青年の顔がありました。


この日は、広島からだけでなく、京都や愛知からも、私のレッスンを受けにきてくれた子がいます。


やがてこの子にも、いかに自分がご両親の深い愛情を受け育ってきたことをかみしめる日がやってくるでしょう。

そしてその日こそが、自らのアイデンティティーを確立し、一人前の社会人として、家族と向き合うその日なのです。


その日のために、私がこの子たちに培っていきたい力、

そのことを私は、「肯定的な自己理解の力」 と呼ぶようにしています。


この子一人前になるその日も、私はここで、誰かのレッスンをしている自分でいたい、

私の支援のすべては、いつもそこを目指して進んでいるのです。


1ヶ月ぶりのレッスンは、それはそれは楽しくも充実した時間となりました。

この先何年経っても、何十年経っても、ずっとここにいて、子どもたちの支援を続ける自分、

私がこの子にずっと語り続けた人の真実を、これからもずっと伝え続けていきたい、


そのために今日ずべき大切な一歩、

その一歩一歩を積み重ねていくことにこそ、私は、私の生きている意味があると、信じているのです。






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Author:SHINOBU
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