戻ってくる意識をキャッチする

 2013-04-24
先日、ある中学生の男の子のレッスンをしました。

この子は、集中力の持続時間が短く、すぐに意識が課題から離れて、視線が定まらなくなってしまいます。


ですが、一定の時間が経過すると、また必ず意識が、その課題の所に戻ってきます。

その所要時間とタイミングをうまくキャッチできれば、課題を中止することなく、最後までやり遂げることができるのです。


このことは、別の子の実践から、私が体験的に学んできたことです。

私は医者ではありませんから、それが、脳波のサイクルと関係があるのかどうかを特定することはできませんが、課題から意識がそれた場合に、課題の内容やレベル、本人の気持ちといった直接的な内容だけでなく、どうやら別の次元で理解してあげる必要がある場合もあるようです。



今日は朝一番に、就学前の男の子のレッスンがありました。

コミュニケーションレベルが上がってきたので、その子は、色々と内容についての要求を私にしてくるようになりました。


「料理のあそびをしてみる?」

その子は、首を横に振り、「イヤイヤ」 と言語で伝えてきます。

「じゃあ、紙しばいを見ようか」

またしても、その子は、「イヤイヤ」と言い張ります。

「大好きな、あんぱんまんのパズルはどう?」

またまた、「イヤイヤ」です、

こういうことが何度か続きます。


ふと見ると、ちっちゃく指さしたその先に、DVDのプレーヤーが置いてありました。

どうやらこの子、このタイミングではDVDを使った手遊びがしたいようです。


時々、その指が、何もないあらぬ方向を指さしている場合があります。

自分の思いや根拠がうまく伝えられず、それを動作化しているうちに、見失ってしまう場合もあります。

そもそも本人の根拠となる思いが、さほど明確でない場合だってあります。

それが子どもであり、だからこそ理解し、育てていかなければならない内容があるわけです。


活動の終盤に、もう一度、その子に料理のセットを提示しました。

今度は、笑顔一杯で、料理のロールプレイに取り組み始めました。

さっきは、「イヤイヤ」 といっていたロールプレイに命が吹き込まれた瞬間です。


目指す方向や、育てたい力は、いつも明確に見据えておかなければならない、

だからこそ支援者ならば、時には子どもの移りゆく意識をキャッチし、それを捌いていけるだけの力量もあわせもっていたい、


「先生、この間の手遊び、とっても楽しかったね、今日一番に手遊びからやりたいな~」

この子の言語やコミュニケート、そして社会性や豊かな自己コントロールができるようになるその日まで、私はずっと、この子と共に歩んでいきたいと願っているのです。




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