数値化できないことの値うち

 2013-03-13
算数のテストで100点取った、

とってもすばらしいことです。


そのことを目指して取り組んだ営みの、何と尊いことでしょう、

こうした一つ一つの積み重ね、

その繰り返しによって、だんだんと高い頂きへと歩む道のりこそ、教育の大切な形の一つであると考えています。


テストの100点は、ある意味、学びの道しるべです。

しかし、それは手段の一つであって、学びの目的そのものでもなければ、その終着点でもないのです。


算数の苦手な小学生の女の子がいました。

お買い物ゲームの値札を見て、合計がいくらか計算する活動を構成しました。


さっき教えた筆算がどこまで使えるか、注目して見ていたら、

その子、プリンターの横に置いてあった電卓を見つけると、すぐさま、

「合計、280円になります~」

と、笑顔たっぷりで答えてくれました。


もちろんこの活動の中では、電卓がなくても、暗算で計算できる子に育てなければならないのです。

それが、目的です。


でも、この子がこれから歩む人生の中で、こんなに機転を利かせ、笑顔ですぐさま応答できる力は、きっと大切な宝ものになるに違いない、

そんな風に感じていました。


分数のできる子に育てたい、

面積の計算出来る子に育てたい、


一つ一つの学習内容に真剣に立ち向かいながら、私が目指すのは、「その子に、豊かな数の世界を扉を開いてやりたい」 「言語を通して、様々な文化と接することのできる子に育てたい」 そうした内容であるわけです。


問題集、一冊やりこなしました、

100点のテスト、何十枚取りました、

その値うちはきっと色あせることはありません。


一方で、あの電卓の女の子のように、数値化できない、形となりにくい生きた力は、脈々とその子の体の中で、生涯、息づいていくに違いありません。


「オレ、100点とれないから、だめな子だ」

そんな子に、100点なんて取らなくていいよとも言えません、


でも、その一方で、あなたの営みの中にこそ、何よりも尊いものがあることを、笑顔でしっかりと指し示して行きたい、

あなたには、あなたの良さを生かして、何としても社会に貢献できる人になってもらわなければならない、

あなたにはきっと、あなたにしかできない、大切な役割があるのです、


その絶対的なクオリティーに、数値を当てはめることはなんて、全くのナンセンス、

そのスタンスがあればこそ、数値を目指すことも意味があるのだと、私は考えているのです。




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