子どもが心を開く瞬間

 2013-02-23
先週から、ある4年生の男の子が、ケアリングレッスン (学童グループレッスン) に通ってくれるようになりました。


実はこの男の子、ご家庭の事情で、昨年、広島県に転校されました。

以前、国語の読解問題に強い抵抗感があったこの子が、レッスンを重ねる度に、「先生、国語のプリント、次は何? 早くやりたい」 と階段を駆け上がって、個別指導の教室に来てくれるようになりました。

私は、保育園の頃から、この子の育ちを見つめてきましたから、広島県へ転校される日には、胸がはち切れそうな思いで一杯でした。

転校された後も、集団への適応について、ずっと案じていました。


昨年の終わりになって、お母さんからメールをいただくようになりました。

学校などで、色々とうまく行かないこともあったようです。


マンツーマンレッスンの枠は、もうすでに他の子のレッスンが入ってしまっているので、今からご案内するのは不可能です。

でも、グループレッスンなら、月に1度でも通っていただくことは可能です。


無論、広島県からお越しいただくわけですから、時間的・経済的な負担もかかります。

家庭のリズムや、ご兄弟のこともあります。


でも、それを承知で、グループレッスンに来ていただけないか、とご案内を差し上げることにしました。

この子は、白ゆりの大切な子ども、

そんなスタンスが、この子の心の中に何か大切な感覚を、甦らせることにならないか?

そして、たとえほんのわずかであってもいいから、私自身がこの子との心のつながりを切望してからです。


こうした経過で、この子は再び、白ゆりの門をくぐってくれることになったのです。



久々に会ったこの子は、以前と変わらぬ、やさしいひとみを輝かせていました。

ここが、あなたの育った白ゆりだよ、

私は、そんな気持ちでこの子を迎えるように、職員に伝えました。



↓ こうして、一週間が過ぎ、お母さんから下記のような内容のメールをいただきました。


・ 月曜日、息子は 調子よく 学校に 行きました。表情も良く 明日のグループレッスンを楽しみにしているのが 伝わります。

・ 本日、参観日がありました。 その際に息子は、ハッキリわかるくらい 顔つきも よくなっていました。

・ この頃は、教室に入り、授業に参加していることが多い、とても安定していると 教頭先生・担任の先生に言われました。

・ いったい、どんな支援をしているのだろう? 声かけから 違うのだろうな? と息子の変化に 驚かれて おられました。


 

私が、グループレッスンをのぞきに行ってみると、ちょうど指導員といっしょに、みんなでドッジボールをしている最中でした。

笑顔と歓声がひびき、まるで、夢の国のようだと思いました。

私は、本当にすばらしい職員に恵まれたと思いました。


子どもを育てる指導者に、理論や制度、テクニカルな力量は不可欠です。

ですが、それは、信頼感と愛情が通い合う関係の上に成り立つものです。


なぜ、この子が白ゆりで心を開いたか?

それこそが教育原理の第一歩であり、本質は、いつもそこにあるのだと、私はずっと信じているのです。




この記事は、「特別支援教育人気記事ランキング1位」に選ばれました。 (2013-2-26)






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