こうすれば言葉は出る

 2013-01-10
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ご縁があって、11月から、ある5歳の女の子が来てくれるようになりました。

大変お世話になった別の保育園の園長先生の紹介で、月にグループレッスン8回・マンツーマンレッスン1回のプログラムをご提案させていただきました。


この日が、3回目のマンツーマンレッスンの日になりました。

これまでの2回のレッスンから、認知や内言語の豊かさが、活動の随所から伺えていました。


でも、どこか表情が不安げで、言語表出がみられない、

3回目のレッスンとなる今回、記録を読み返しながら、私には一つの方略が思い浮かんできました。


得意な認知の活動をメインに据え、コミュニケートの活動自体を、あえて要求しない、

そうすればきっと、内発的な言語コミュニケートの場面が生まれてくるはずだ・・


さっそく、活動を始めてみました。

こうなると、リズムや活動の方向感が大切です。

周到な準備をして、立て板に水の如くのレッスンが始まりました。

すごい集中力、

面白いようにこの子は、活動に食いつき始めました。


やっぱり、私の見立てははずれていない、

活動の中盤には、わたしはもう、この日のレッスンの勝利を確信していました。


これまでに構成しなかった、「お買い物ゲーム」 や 「おままごと」 をさせてみました。

少し面食らった表情を見せましたが、ノンバーバルなメッセージはしっかりとつながっているので、この頃から表情に少し変化が見られ始めました。


そして、終盤の 「すうじパズル」 に差し掛かったときです、

「ホラーマン、どこ?」

突然、この子が口を開き始めました。


来たっ、

心の中で、勝利の V サイン、ガッツポーズの瞬間です。

内発性の高い、コミュニケーションツールとしての言語の必要感が生じた瞬間であるわけです。


レッスンが終わった後、いつも送迎をしてくださっているおばあちゃんが、目を丸くして驚かれていました。

「よその療育では、一切口を開かないこの子が、グループレッスンでも、マンツーマンレッスンでも、こんなに生き生きと活動して、信じられない気持ちです」


さあ、しゃべりなさい、

そんなスタンスで、この子が口を開くとは思えません。

子どもにとってにコミュニケーションは、ツールであって、目的そのものではないはずです。

特に、メンタル面でデリケートな子に対しては、そうした理解の視点が重要です。


ホラーマンさん、ありがとう、

君のその頭の形がいつもとってもすてきなので、私とこの子との心が、しっかりとつながりました ♪


それにしても、うちのグループレッスンの担当はさすがです。

いつレッスンを見に行っても、この子、生き生きとした表情で、楽しそうに活動しています。


地元の保育園を休んでまで、月に9回、うちのレッスンを受けに来てくれているのです。

そのご家族の期待には、何としても応えなければなりません。


かれんちゃんと一緒に培ってきたコミュニケーションレッスンのプロセス、

これからも、それぞれの子のあゆみに寄り添いながら、大切な営みを重ねていきたいと思っているのです。






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