コミニュケーションレベルと 学びの意欲との深い相関

 2012-12-10
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私は、3歳くらいのお子さんから、レッスンをさせていただいています。

はじめのころは、何を言っているのか全然わからなかった子が、いつの間にか 「ちゃちゃ」とか 「バイバイ」とかを言い始め、そのうちに、「これちょうだい」なんて言ってきます。


今は、小学生になっているかれんちゃんの言語のあゆみも、まさにそうでした。

音声模倣で「せんせい」と言うたびに、ごほうびで何度も高い高いをしてやり、天使のような笑顔でケラケラと笑ってくれたことも、今となってはかけがえのない思い出の一コマとなっています。


この4月から、私の教室に通ってくれるようになったりょうちゃんは、11月の終わりに3歳になりました。

「それは、なあに?」

「チーズと、バタコさん」

「これ、ふねみたい」

「くうこうは、これ」

4月の頃は、単語が中心だった表出言語が、ここに来て一気に豊かになってきました。


「りんごとおかね、する」

りょうちゃんは、お買い物かごと財布の方を指さして、私に、「お買い物ごっこ」の活動がしたいことを伝えることができました。

もちろん、今日の私の活動メニューの中に、「お買い物ごっこ」の活動は入っているのです。

でも、子どもの方がやりたいという意志を示したその時に、きちんと内容を構成した教材を、瞬時に目の前に提示出来るかどうかが重要です。

ここで、もたもたしているようでは、支援者が、お買い物ごっこをその程度にしかとらえていないことが、非言語で子どもの心に伝わってしまうのです。


子どもは、ここに学びに来ているのです。

数も数えられるようになりたいし、文字も読めるようになりたいし、お話の世界にも行ってみたいのです。


言語は、コミュニケーションのための、とても大切なツールです。

コミュニケーションは、子どもと支援者の双方向のものであり、そこに共有する文化がなければ、小手先の薄っぺらいものになってしまいがちです。


やりたい教材や内容がそこにあること、

それが、子どもの成長欲求に根ざした題材であること、

子どもの内発的な学びの意欲を心底信じ、子どもの投げたボールをしっかりキャッチして、タイムリーに返すことができること、

私は、言語・コミュニケーション指導のモデルを、そんなふうにとらえているのです。


コミュニケーションのレベルと、内発的な学びの意欲とが、無関係であろうはずがありません。

そのどちらか一方が上がれば、他方も必ず豊かになっていくものです。


テクニカルなことは、後からいくらでもついてくる、

共有する中身があればこそ、言語も意欲も伸びていくのです。


毎週金曜日が、りょうちゃんのレッスンの日、

こんどは、どんな遊びを一緒にできるのかな?

紙芝居かな?  

パズルかな?


中村勘三郎さんが、「型を守れる力のある者だけが、型破りなものにチャレンジできる」という内容のことをおっしゃっていました。

レッスンは、ライブが命、

しっかりと型を押さえることができる者だけが、大胆に、子どもの目を見たレッスンが構成できるのです。


レッスンは、私の人生の最も大切なステージ、

これからもずっと、1回のレッスンを大切にしつづける自分でありたいと願っているのです。






この記事をお読みくださった、りょうちゃんのお母さんから、早速下記のような内容のメールをいただきましたので、紹介させていただきます。↓




こんにちは。

いつも、お世話になっております。
この度、先生のブログを読ませていただいて、息子の成長を改めて実感しています。

レッスンを、初めた当初から比べると本当に言語表現が豊かになり、表情も別人のようです。
うまく言えませんが、レッスンを初める前は、生きることがしんどそうな感じだったのが、今はなんでもチャレンジしたくて意欲に燃えている感じです(^-^)

もちろん、私の戸惑いながらの子育てが子供に影響したことも関係していると思っていますが。

先生は、よく「私は、力添えをしているだけで…」 とおっしゃいますが、その力添えが私達のような課題を抱えた子供を育てる親には、本当に大切なんだと実感しています。

正直、SHINOBU先生に出会えなければ、今の息子はなかったし、私もなかった。
一番大切な親子関係も今のようではなかったと思っています。

今、息子の成長を改めて思い返すとうれしくて涙がでます。
これからも、成長と同時に多々課題に突き当たると、思いますが試行錯誤しながらも前進して行けたらなと、思っています。

今回、ブログにアップして頂いたことを節目に初めて日頃思っていたことを書かせていただきました。
これからも、末永くおつきあいさせて頂いたらと、思っています。

よろしくお願いいたします。






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Author:SHINOBU
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