私の願う インクージョンの一つの形

 2012-12-06




以前、短大での授業の依頼があった時、本当は、お断りさせていただこうかと考えていました。

時間的な余裕がなくなってきた時期でもあったし、何のためにということが、自分自身ではっきりしていなかったからです。


その時に、これまでお世話になってきた大学の先生の何人かに、相談をさせていただきました。

かれんちゃんのお母さんも、その一人です。

「SHINOBU先生は、多くの子どもの実践に、現役の最前線で毎日かかわっておられる。そのことを、学生さんたちに伝えてあげればいんですよ」

そのとき、そんなふうに助言していただきました。


先日の授業の時、私の個別指導のようすをビデオ撮影したものを、学生に見てもらいました。
(↑上の動画)

私にとっては、毎日の日常の一コマなのですが、学生は、真剣にその様子に見入っていました。

毎回、授業を終えての感想を学生に書かせていますが、その中にも、もっともっとレッスンの様子を見せてほしいという声もありました。

50人ほどの学生たちですが、ダウン症の子どもと実際にかかわった経験のある子は、一人もいませんでした。


以前読んだ論文に、「小学生の時に、実際に障害のある友達とかかわったことのある者は、障害者に対する差別や偏見が、そうでない者に比べて明らかに少ない」 という一文がありました。

当たり前のことです。

どんな差別も偏見も、その根元には、知らないということ(無知)が起因しているのです。


「決して特別扱いしてほしいと思っていない」

「変に美化されたり、気を使ってもたわなくてもいい」

「ただ単に、ありのままの我が子を知って欲しい、見て欲しい」

どのお母さんも、口をそろえたように、私にそう伝えてくださいます。


私は毎月、ダウン症のお子さんだけで、50人以上の子どもと直接かかわっています。

ダウン症の一般的な特性として、共通していること、理解しておかなかければならない点は、もちろんあります。


ですが、当たり前のことですが、かれんちゃんはかれんちゃんで、りんちゃんはりんちゃんです。

どの子にも、深い理解と行き届いた支援は、必ず有効なはずで、そういう意味からは、ダウン症であろうがなかろうが、どの子もみんな同じであるはずです。


先日、NHK の方が、私の所に取材に来てくださいました。

ダウン症児のことについて、先生のお話をお伺いしたいということでした。


私は、もっともっと、この子たちの魅力や可能性を、広く世間にお伝えしていかなくてはなりません。

たとえわずかであっても、社会に寄与できる人に育てていくことで、この子たちの心に、もっともっと豊かな感情が芽生えてくるはずです。

そういう社会こそが、これからの日本が目指していくべき形だと、私は思っているのです。


そう言えば、先日、岡山選出の著名な国会議員さんに、給食のカレーライスを食べていただき、発達支援センターの教室も見ていただきました。

うちの法人で、将来、りんちゃんやかれんちゃんが、働くことができる場をつくることはできないか?


夢は、どこまでもふくらんでいきます。

私の夢は、すべてこの子たちの出会いからスタートしているのです。


この子たちが、それだけの魅力と可能性をもった存在であること、

そのことを理解していただくためにも、地域の多くのお友達と豊かな接点をもつことのできる、インクルーシブな環境は、きっと不可欠なものであるはずです。

私は、実践を通して、これからも広く、このことを世の中に発信し続けていきたいと願っているのです。




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