父の役割

 2012-09-20
私の小さい頃の思い出です。


ある日、父が、海水浴に連れて行ってくれました。

あなたのお父さんは、町内のすもう大会で、優勝したことがあるんだよと、聞いたことがありました。


高齢の父ではありましたが、体格は良く、小学生だった私をひょいと背中に乗せ、突然、ぐいぐいと沖へ泳ぎだしたのです。

背中に乗った私は、突然のその力強さに圧倒されながらも、あまりにもたくましい父の背中とそのスピードに、言いようのないほどの高揚感と、誇りと、幸せを感じていました。


目にも鮮やかに焼き付いたその光景、

父は、私が5年生の時、脳溢血で突然他界してしまいましたが、その誇りは、今でも心に根付いて片時も離れることはありません。


昨日、4歳の男の子のレッスンがありました。

なかなかすぐに着席することが出来にくい子でしたが、大好きな昆虫の図鑑を机の上に置き、「わーすごい、このクワガタムシの名前、何て言うんだろう」と言うや否や、0.5秒で、すっ飛んで、私の元にやってきました。


学習の集中度も、以前に比べて格段に向上してきました。

何度も何度もほめてやり、ごほうびに、プラレールで一緒に遊んでやることにしました。


2人で、一緒に線路をつなげ、町を作っていきました。

本当に楽しい、時間です。

何とも言えない、あたたかな気持ちが、相互に通い合っていきます。


その瞬間、その子が、私の背中に、おんぶをするかのように、手を回してきました。

座ったままの姿勢でしたが、私は何度も体を揺らしてやりました。


1度・2度・3度・・・

踏切を付け、信号機を付け、トンネルを付けるたびに、その子は、私の体に手を回してきました。


脳裏に、海を渡る私の父の姿がよみがえってきました。

やがてこの子が、有為な人材に育ち、誰がために貢献するようになったっとき、この光景を思い出すことができるでしょうか?


私をここまで支え続けたのは、あの力強い父の背中があったから、

いつの間にか、お父さんとそっくりの顔になったねと、親族の法事で言われるようになった私、


大地をしっかりと踏みしめ、笑顔で、行く先をしっかりと見つめること、

その力強い方向感こそが、子どものあこがれ、

私はそんな指導者として、生涯を全うしたい、


自分の生きている意味を確かめること、

彼の DNA は、今ここにしっかりと生きているのです。



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