順序数と集合数 数感覚のブラッシュアップ

 2012-09-14
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最近私、お買い物ゲームにはまっています。

何だか、とっても楽しくなってきたのです。


まずは、レプリカの野菜やくだものを、小さな黒いボックスに種類ごとに入れてもらいます。

子ども自身の手で、類型化させながら、見通しをもたせるのです。


20個の品物を、にんじんは2本、じゃがいもは3個というように、教育的な配慮で配当しておきます。

この活動では、まず4までの数を、同時的にとらえる力を育てたいので、それぞれ1~4個の品物をかごに入れておくのです。


例えば、じゃがいもを買うことになったとします。

ボックスにバラバラに入っていたじゃがいもを、順序よく、「1・2・3」 と言いながら、子どもの前に提示します。

聴覚的には順序数に1対1対応で、視覚的には集合数として同時的にとらえさせます。


子どもには、おさいふから十円玉を出して、数唱に1対1に対応させながら、数をとらえさせます。

この活動をしばらく続けていると、ボックスに入れたじゃがいもをみただけで、3個と認知出来る子も出てきます。

そういう子には、あえて1対1対応を使わずに、3という数を集合数としてショートターンのメモリーにキープさせたままで、私はその子に手を差し出します。

財布から、1・2・3と数えて、集合数のじゃがいもと対応させ、等価の3個の10円玉を、さらりと私に渡せるようになれば、この活動のねらいは完成です。


早い時期に、この数感覚を育てておけば、数の合成分解や、8の補数が2といった減加法の引き算へ、必ず役に立ってきます。


いつまで経っても数え足し、

位取り記数法の意味が、理解できない、

順序数から、集合数へ抜け出せない・・


その多くは、順序数から集合数への育てを怠っているからだと、私は考えるようになってきました。

順序数だけでも、例えば筆算を使い、指を使えば、計算はできるし、答えも出ます。

でも、出た答えの「47」の、量としてのイメージ化が全くできていないでいて、それで本当に算数と言えるのでしょうか?


筆算の計算ができると同時に、数の世界の扉を開き、日常生活の中での数との接点を豊かにしてやることこそが、この子たちへの算数教育の目標であると、私は思っています。

「先生、あと2個じゃがいもちょうだい、それでちょうど10になるから」

「10ずつまとめると、数えやすいんだよ」

お買い物ゲームで、笑顔でそんなふうに、私に伝えてくれる子ども、

私たちは、数の活動を通して、そんな子どもを育てたいと願っているのです。



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